さて、激安通販で買いましたが無事に動作して、ほっとしているところですが、前々からの疑問点について解き明かしたいと思います。ひとつの疑問、それは補正マップの凸凹、本当に必要か?もし、そこまで凸凹な補正が必要ならば、マシン一台一台の個体差に対してデフォルトとして使えるマップとなるのであろうか?
そもそも、このパワーコマンダーは、もともと付いている燃料調整マップに対して割り込みでプラスマイナスをする仕組み、今回表示しているマップのように、欲しい部分に対して必要なバンド幅で補正すれば、もともとのマップと補正マップが合算されるので、補正バラつきの少ない設定となるのではないだろうか?
ということで、M127-001をベースに凸凹をスムージングしたマップを用意して書き換えて走ってみた。おおっ!いける。デフォルトマップで走っているときよりエンジンがスムーズに回転している感じが伝わってきます。もともと、このパワーコマンダーは細かく燃調ができることが売りで、正しい補正マップであれば良いのかもしれないですが、適当なデータで補正するくらいならば、今回のようにスムージングしたマップの方が綺麗な振動で回るエンジンになるのではないかと思います。まぁ、あくまで感覚的な私見ですが・・・。
続く
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デフォルトの確認
パワーコマンダーの搭載と初期設定を完了させたところで、始めにしたのがデフォルトマップの確認です。GetMapのボタンでデータを吸い上げて購入時に入っているマップを確認してみました。そうすると想像通り、M127-001、このマップはパワーコマンダーのWebサイトで配布しているマップのエアフィルターとマフラー交換なしのものでした。
さて私のCBR600RR’7は国内仕様で給排気も全てノーマル、この海外仕様の標準だと、どんな味付けのエンジンとなるのでしょう?まぁ混合比はリッチな方向に行くと思うので壊れないと思ってさっそく走ってみました。
いやー劇的です。こんなに変わるとは・・・。まず発進時のクラッチが楽になりました。国内仕様のCBR600RR’07だと、気を抜くとときどきエンストしちゃいそうになるのですが、このM127-001マップは適当にクラッチを繋いで発進しても、モリモリと太いトルクで走ってくれます(笑)また街で走っているときも、一回りパワーが増えたように感じられます。計測して数値化しているわけではないので、全ては感覚的なものですが、劇的にトルクもパワーも増している感じです。パワーを測定してみたいですねぇ。絶対パワーは増していると思います。
と・・・まずは良いことだけ述べましたが、個人的に、この味付けはNoですね。ちょっとエンジンを回しているときはドンツキが軽減していて、閉じたときのエンブレが軽減しているのですが、フルロックターンしたときとか、パイロンスラロームのときとか、ゼロからのアクセルワークでドンツキが増加しています。またリッチ(濃い目)の設定なので、止まらない(笑)お山などでコーナー中に回転が落ちすぎないのでアベレージタイムを稼ぐには持って来いですが、街中では疲れますね。もうちょっとエンブレが効いたほうが好きです。そして最後に許せないのがエンジンがガオガオ言ってます。まるで、こないだ試乗したCBR1000RR’08のようです。エンジンが一生懸命パワーを出すように頑張っているのは分かりますが、やはり国内のCBR600RR’07はモーターのような軽い拭けあがり、ガオガオ感のないスムーズなエンジン音が、素晴らしいところなので捨てがたいですね。
ということで、これからは理想のマップを探す遊びをすることにしましょう!