5分足の世界

スナップは私のワークスペースです。
スピーカーの置き方と音の設定もなんとなくまとまって
良い音に包まれながら気分良くMacBookAirと向き合えるようになりました。

今週、初めて本格的に5分足の世界に向き合った。
VWAPという言葉も知らず、ただ移動平均線の重なりと反発を見つめながら、
“値動きの呼吸”を感じようとしていた。現物取引だけという制約の中で、
一つひとつの判断を積み重ねる時間は、想像以上に濃密でした。

金額にすれば2800円。時給にすれば700円ほど。
けれど、この経験の価値はまったく別の次元にある。
チャートの波形が生き物のように呼吸し、トレンドが流れを変える瞬間、
その意味を自分の目で捉えられたときの感動は、プライスレスなんです!

勝ち負けというより、自分の判断が市場と共鳴したと感じられたこと、
それが何より嬉しかった。
数字の裏にある世の中と共鳴する構造を理解することが、
これほど楽しいとは思わなかった。
たった4日、毎日1時間の実践と3時間の検証と学習でも、
学びが積み重なると、世界の見え方が変わる。
チャートの向こうに、確かに「自分の成長」が映っているのである。

このトレードの世界では、年間の80%が退場していくとも言われる。
それでも、私はこの4日間で「勝率100%」を積み上げた。
もちろん偶然もあるだろう。だが、その中に自分で決めたメソッドの
ベースには確かな手応えがあった。
感情ではなく、直感も限りなくロジック化して市場を読み、
自分の中に再現できたこと。それこそが最大の成果だと思う。

今まで色々なレースに参加してきた。
今回のレースはタイムを競うものではないけれど、実に楽しい。
ちょっと極めてみようと思う、今日この頃ですw
このフレッシュなデビューの気持ちを綴る。


音質のある生活

冬眠していたオーディオを起こす朝

スケジュール通りに動きすぎているな、とふと感じる。
「好きなことしかしない生活」になっても、やっぱり週末くらいは休日にしたくなる。
人間には、何も考えずに“チル”に生きる時間が必要だ。

今、目の前にあるのは久しぶりに電源を入れたオーディオ。
写真のこのリビング
朝の光がロールカーテンを透かして、淡く差し込む。
その中で、長く眠っていたシステムがゆっくりと目を覚ます。

電源を入れた瞬間、モニターが光り、スピーカーが「ボッ」と息を吹き返す。
まるで冬眠していたロボットが再起動するような瞬間。
この“少しの手間とドキドキ感”こそ、アナログの醍醐味だと思う。

音が流れ出す。
「ああ、やっぱりクリアでニュートラル」。
MacBook Airのスピーカーも素晴らしいけれど、
やはり大きな径のスピーカーが作り出す空気の揺らぎには敵わない。
音圧が自然に耳に届き、低音が床を伝って身体に響く。
やっぱり音は“大きいスピーカーのほうがいい”。

このオーディオセットは、決して高級ではない。
メインのスピーカー以外は、ハードオフで拾ってきた安価な中古たち。
でも、組み合わせてマイクで音を整えると、不思議と“いい音”になる。
たぶん、完璧じゃないからこそ、愛着が湧くんだと思う。

思えば、自分のオーディオ好きは中学生の頃の影響かもしれない。
父が80年代のオーディオブームに乗って、一つひとつ選んだ機材を並べていた。
10インチのスピーカーから流れるレコードの音に包まれて過ごした時間が、
きっと今も耳の奥に残っている。

今日はその記憶に少しだけ浸りながら、久しぶりに低音を響かせてみよう。
部屋に、音が満ちる。
そして静かに、またひとつの“休日”が始まる。