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YouTubeの継続可否を考える 2

動画を撮るために走っているのか、走っているので撮影ができて動画が作れるのか、鶏と卵の関係であるけれど、結果、スプロケは減り、チェーンは伸びて、タイヤは3500kmでツルツルになり、ブレーキパッドは残り1mmとなり、エンジンオイルのペール缶とブレーキフルードの缶が空になる。走っては再生活動をして、維持しては走って消耗を繰り返す。

でもこのサイクルに生産性がないかというとそうではない。確実にライディングが上手くなっている。ひとときバイクから離れて戻った時には、最初はウインカーを出すのがぎこちなかったのに、今は無意識にもできる。伊達に18歳からレースをしてきたわけではない。走れば走るほどに、バンクのレスポンスが上がり、コーナーは確実にスムーズであり、ストレートはアベレージが上がっている。また同じところを繰り返し繰り返し走ることで、路面の段差やつなぎを170kmの工程全て覚えている。

マシンも進化している。経年劣化の速度とサスがプアなのは変えることはできないが、吸排気は確実にあたりまえがあたりまえにできるように進化している。アクセルを開ける時のレスポンスは更に軽やかに、コーナー前のエンジンブレーキはスリッパークラッチが不要なほどに滑らかに、シフトダウンのリアタイヤへの影響が極限まで抑えられている。吸気と排気の物理的なチューニングとはこんなにも変えることができるのかと、今更ながら感激している。時代だな。排気はパイプの形状やマフラー様々な物理的変更をしての結果だけど、燃料をインジェンションにより最適化することで、こんなにもマシンが当たり前にして欲しい挙動を示してくれている。同じPC40の初期モデルに乗っている人はびっくりすると思う。別次元のフィーリングが達成できた。マジで乗ってて楽しい。

話は逸れるが、友人が言っていた、同じバイクを新車でくれたら交換するかという、飲んだ席での話。「変えないね、今よりもパワーがあり、新品になったとしても、今まで施してきた自分好みの追求を再度するのはゲンナリする。」と語っていた。確かに、、、彼のマシンのように私のマシンはフルチューンではないけれど、私の国内仕様というある意味、今となっては珍しい仕様をココまでに仕上げるには、お金だけではない、カットトライの日々、膨大な工程が必要となる。

続く


YouTubeの継続可否を考える

https://www.youtube.com/user/mcandsmile

 このブログからYouTubeに表現の場を移行して毎週投稿をして1年と7ヶ月が経ちました。初めて投稿した時から、100本以上の動画を編集してアップロード。ほぼ毎週走って素材を作り、週末と平日の余暇は全て編集に使うという生活を送ってきました。

 振り返るとかなり満足な動画を作ることができました。映像的にも綺麗て美しく、語る言葉も全てとは言わないですが官能的なシーンも作ることができました。プロモーションビデオ的なもの、走行シーン、思いつく限りの自分が好きな表現を可視化、具現化することができました。走行シーンの臨場感と美しさは、日本海外問わず負けないと思う、というか自分自身が満足するものにすることができました。

 そんな中でココで一度、振り返りたいことがあります。そうなのですよ、自分が好きな動画を作っているのです。視聴者さんが多く見ていただけるような動画ではないということ。そこに矛盾がある。動画によるノンフィクションな日記であるからそれで良いし、元々YouTubeって趣味の動画遊びという側面があると思う。でもせっかく作品なのだから、ただアップするだけではなく、見てもらって価値があるのではないかという気持ちもある。今アップしているものは、自分は自分ができる最大限の芸術作品を求めているのであって、人を楽しませるものではない。

 うーん、さてどうしようかなと思いながら、先週末から動画投稿はストックで続けているようになっているけれど、実は1ヶ月間お休みをとっている。続く