2025年10月一覧

音質のある生活

冬眠していたオーディオを起こす朝

スケジュール通りに動きすぎているな、とふと感じる。
「好きなことしかしない生活」になっても、やっぱり週末くらいは休日にしたくなる。
人間には、何も考えずに“チル”に生きる時間が必要だ。

今、目の前にあるのは久しぶりに電源を入れたオーディオ。
写真のこのリビング
朝の光がロールカーテンを透かして、淡く差し込む。
その中で、長く眠っていたシステムがゆっくりと目を覚ます。

電源を入れた瞬間、モニターが光り、スピーカーが「ボッ」と息を吹き返す。
まるで冬眠していたロボットが再起動するような瞬間。
この“少しの手間とドキドキ感”こそ、アナログの醍醐味だと思う。

音が流れ出す。
「ああ、やっぱりクリアでニュートラル」。
MacBook Airのスピーカーも素晴らしいけれど、
やはり大きな径のスピーカーが作り出す空気の揺らぎには敵わない。
音圧が自然に耳に届き、低音が床を伝って身体に響く。
やっぱり音は“大きいスピーカーのほうがいい”。

このオーディオセットは、決して高級ではない。
メインのスピーカー以外は、ハードオフで拾ってきた安価な中古たち。
でも、組み合わせてマイクで音を整えると、不思議と“いい音”になる。
たぶん、完璧じゃないからこそ、愛着が湧くんだと思う。

思えば、自分のオーディオ好きは中学生の頃の影響かもしれない。
父が80年代のオーディオブームに乗って、一つひとつ選んだ機材を並べていた。
10インチのスピーカーから流れるレコードの音に包まれて過ごした時間が、
きっと今も耳の奥に残っている。

今日はその記憶に少しだけ浸りながら、久しぶりに低音を響かせてみよう。
部屋に、音が満ちる。
そして静かに、またひとつの“休日”が始まる。


おそらく、空気が足りない。

お疲れ様です。
(イラストは我がデスク、深海監督風w)
「毎日が日曜日」になって、もう半月。
思っていたよりも、あっという間でした。

Googleカレンダーにタスクを入れながら、洗濯や夕ご飯づくりもこなす日々。
自分のペースで動けるようになった今こそ、
“メリハリ”が大事だなと実感しています。

それにしても、秋は本当にいいですね。
暑すぎず、寒すぎず。
窓から差し込む光が少し傾いて、
空の青が、夏とは違う深みを帯びてきました。
日本の秋が年々短くなっていくからこそ、
この瞬間をしっかり味わっておきたいものです。

……とはいえ、家にいるとどうも眠くなる。
そして、やたらとお腹が減る。
冷蔵庫とお菓子置き場に鍵をかけたいけれど、そんなことできるはずもなく。

おそらく、空気が足りないんです。
うちは窓も壁も三重構造の“魔法瓶”みたいな家。
冬も夏も快適だけれど、空気の流れが少なくて、頭がぼんやりしてくる。

だから今日は、少し風を求めて。
徒歩5分の図書館へ。
そこが、今日のワーキングスペースです。