軽い。軽いよ。走りが軽いです。
今まで走っていたMTBに比べてフロントサスでのパワーロスがない。そもそも車重が違うのでパワーレシオも高まり、クリートを使うことで更に筋肉を効率よく使える。そして何より、フレームが柔らかいので凸凹が足に響いてこない。もう何もかもが速く走るために楽ができる。素晴らしい。全ての機能が体感できる。
でも、あれっ、カチカチと前からも後ろからもきしみ音がなってきた。
走っていると、ハンドルステム当たりから加重を左右に掛ける時カチカチというようになる。そして、リアシートもシートクランプの固定するネジのトルクによってカチカチと音がする。うむむ、なんか精神衛生上良くない。バイクなら大抵の経験があるので分かるけれど、ロードレーサーは素人、どう手をつければ良いのか不明????
後日、ショップに持っていくと、すぐ直るW
ステム当たりの音はフロントのベアリングのグリスアップで一発解消。素晴らしい。やはりプロか。疑うところは何パターンかあって、クランプ、ステムのスペーサー、ベアリングって話してくれて、ちょっと見ますねといういと、数分で乗ってきてくださいと渡される。そのまま走り出すと音がしない。ダンシングして左右にハンドルへの加重をしても大丈夫。
次にシートポスト、えいっと引き出してフキフキとして戻して規定トルクで閉める。結果、治るw 原因は私のクランプの占め方か?結果的に治ったので問題ないけれど、あとはカーボン用のグリスを塗るとかがあるらしいけれど、何もしないで治る。こうして、いろいろと学んでいく。初めてバイクに乗り出した頃みたいな。この知識がついていくという感じが新鮮で楽しい今日この頃。
ということで、一通りのセットアップと試走、初期整備が完了しました。あとは走るだけとなりました。
クリートの脱着に慣れる
街中を走り始める上で、一番気に掛かっていること、それはペダルとシューズの脱着
だったのですが、意図も楽々とできました。ペダルをペロッとひっくり返して表面の穴にシューズのクリートを差し込んで、体重を少々かけるとパチンと入る。右も左も大丈夫。ときどきクリートの出っ張りがペダルの穴を捉えていないときに、はめ込むとズルッとすべるけれど問題なし、違和感無くできます。また外すときも、躊躇せずに踵を外側にずらすと外れます。
実はクリートの脱着には難しいかなぁとか、様々な恐怖心がありました。そもそも思い出してみると、この恐怖はダウンヒルの思い出です。岩や凸凹、タイヤのスライドがあるときの記憶だったらしい。今回はロードは平地なんですね。ダウンヒルのように崖とか無いし。そりゃぁ楽ですよね。あっさりとマスターしました。
で走って見ると軽い。バイクが軽いし、タイヤも転がるし、踏む力がしっかりと伝わる。すばらしい。単純に見積もって全てのシチュエーションで5km/hはスピードが上がった気がします。
そして今日はクリートの位置調整とシートの高さを合わせてみる。
まずはクリート。いろいろと試してみると角度には、「しっくり」という位置があることが分かった。内股のようになると、違和感ありありで、まっすぐだと右は、ゆるせる範囲だけど、左は違和感が残る。よって左だけ少し角度を大きめに付けて外向きにしてみる。本当は左はもっと外向きがしっくりくるんだけど、基本はまっすぐらしいので様子をみながら走り始めることにしました。うむーっ、どれが本当の解なのでしょう?
次はシートの高さ。まずお尻が痛いといっていたシートは大丈夫でした。レースパンツにはクッションが入っているので、思ったより痛くない。そして肝心のシート高さですが、0.885だと違和感がありまくり。今ままでのMTBと比べてはいけないとは思いつつも、こんなに遠いと使ってる筋肉が違いすぎる。ということで、理論値より2cm下げて走って見ると、それよりはしっくりくる。ということで0.861からスタートすることにしました。
そして最後にクリートの位置。すなわちペダルに足を乗せる位置の調整。そもそもクリートを使っていなかったので、ペダルにしっかりと漕ぐ力が加わるので、どの位置でも前に進むので、どこでもいいのですが、極端につま先側の位置を試したときより、親指の丸い骨の拇指球がペダルとの接点に近いところに合わせてみたほうが、力が伝わってるダイレクト感があるので、この位置にしました。
ということで、試行錯誤ですが調整が済み、違和感も一通り無くなったので走ってみることにしました。うむ、軽い、速い、転がるし、素晴らしい限りです。いやぁ自転車もバイクのようにセッティングって大切なんですね。またひとつ、いろいろと覚えた一日であった。