MFTの弱点かも・・・。


[293] MFTの弱点かも・・・。 :2002-02-15 (Fri)



実は昨日の日記には続きがあって、ウェットでグリップする路面が苦手というのには、ライダーというよりマシンの挙動からくるものが大きい気がする。あえて弱点というべきかは疑問、なぜならセッティングでいくらでも調整は出来る不具合だと思うためです。ただあえて弱点といっているのはFTRと比較する際にプロリンクサスに比べて、日本サスは凸凹の衝撃に追従する設定範囲が狭いということからくる。まだまだ乗り手が下手だからそう感じるのかは定かではないが、顕著に路面の悪い(具体的に言うと凸凹が多い)ときにリアサスが跳ねる症状がでる。特に水を撒いた後のグリップが増した凸凹なんかは特に顕著に現れる。FTRやDトラッカー、YZFと比べると一番リアサスが暴れている。もうちょっとダンパーの設定を強くしてあげれば追従性も上がろうとも思えるが、現在のMC号MFTには調整機能は付いていない。今までは何も調整する物がない方が、ライダーがマシンに合わせて走るというライディングのスキルアップに専念することができて良かった。しかしこれからはこの部分も設定していきたい。サスの発注をしたいところである。でもその前にMFTのXRエンジンの持つパワーを最大限に給排気系によって出して上げたい。サスはその後になるかもしれない。うむ。使えるお金が欲しい・・・。給排気は夏のボーナスでしてサスは冬ボーナスか?それまでは待てないなぁ・・・。


そういや最近、マシンとライディングのうんぬんと独り言のように話すことが日記で多い。セッティングなんか嫌いだという人には酷な読み物ですねぇ。でも日記とは本来自分の感性で気の向くままに綴る物ですからねぇ。けっこう毎週走り込んでリアルタイムにセッティングとライディングを綴る日記は珍しいから、その手の好きな人には読みたくなること間違い無しって感じだと思います。と脱線した話を元に戻してまとめると。


MFTはグリップ路面でリアサスが負けていると思う。早急にセットアップ要するというこっちゃ。おまけで付いてきたサスを試してみよう・・・。ということで明日はメンテナンス。そして日曜は茂木での初練習です。楽しみ。


路面状態によるライディングの組み立て


[292] 路面状態によるライディングの組み立て :2002-02-14 (Thu)



3連チャンの走り込み。ほぼ1日8時間x3で24時間コースを見る。天候と照度により路面は目まぐるしく変化する。時には凸凹でフロントからリアから暴れる路面だったり、水を巻いて踏み固めたグリップ路面だったり、サラサラに乾いたグルーピング部にも砂が被さっている路面などいろいろ。そこで気がついたのが「自分には得意な路面と嫌いな路面がある…。」今まではがむしゃらにアクセルを開けたり、滑るから開けなかったりと走っていた。でもこのくるくる変わる路面状況に対応するためには、ライディングの組み立てをその状況に合わせなければいけないのではないか?ということに気がついた。


結論から言うと、滑る路面では寝かさない。グリップ路面ではバンク角を付ける。けっこうこの簡単なことが臨機応変にできなかったりする。一言でいうと簡単かも知れないが、進入のライン、マシンに対する左足の位置、アクセル開度、車体のバンク角、から突っ込みのスピードなどいろいろと気遣う部分が多い。とりあえず路面を見てこのときはココから走り始めようというライディングの基準ができたことだけでも進歩である。


そんな中で自分の好きな路面を見つけた。それはサラサラの路面。狭いグルーピングに立ちあがりで砂が舞う路面が好き。マシンを立ててグルーピングをトレースしてアクセルを最大限に開けられるトラクションをリアに残しつつ走るのが楽しい。自分とMFTはラインを締めて走れるのに比べてFTRはアンダーでまくりで外に膨らみがちになるところを横目にインを付く。楽しい限りです。


その反対に嫌いなのは湿気がありグリップする路面。どんな初心者でもグリップするから寝かせることができるし、スライドしなくてもロードのようにコーナーリングできる路面が嫌い。いつもよりタイヤが路面を噛むのでスピードがあがり、そのスピードでコーナーリングするために、いつもより体重移動とバンク角を深くしながらもアクセルを開ける。押さえこむライディングでなくて、攻めるライディング。おっとりゆっくりアクセルを開けたいという性格が好き嫌いを決めているのかもねェ。


まぁそんなことを言っていても仕方がない。グリップ路面の攻略法を今度は考えて見ようと思うのであった。コレ宿題。ただ夏場のレースは得意になれるかもしれない…。と今から楽しみであった。




↑↑桶川サイクルボールからの帰り道、ホンダ空港の風を見たための装置?夕日の中で色濃く輝いていました。こんな風景をゆっくりみて練習の余韻に浸るMCです。