CBR600F3’97モデル

 CBR600RR’07の納車まで、あと二日。保管して置くときに使用するカバーとか極太のワイヤーロックとかを購入してあとは当日を待つばかり。

 一方、写真はWebで見つけたCBR600F3’97モデルでカラーは黒/銀。私が10年前に乗っていたものと同じもの。しばし写真を眺めて思い出に浸る。


今考えると、鉄フレームに鉄の角材スイングアームでシートフレームまで鉄パイプで構成されていて、当時のレプリカに比べて機能美には見劣りするものばかり。一番チープだったのはスイングアームの上についていた銀色の樹脂性カバーで、極太のスイングアームに見せるための飾りのようなもので一体何のためについているのか不明な代物。今時の本物志向からは考えられないようなチープなクォリティ。いわゆる飾りでした。

 しかし一見した感じでは、フルカバードな黒いボディは迫力もあり、けっこうカッコよくて、跨った感触はFの名前通り、ポジションは緩やかで人にやさしく乗りやすくて、トルク感もそこそこあってツーリングにもぴったり。疲れを感じさせない良い相棒でした。そういえば思い出すのは峠中心のクラブのツーリング。当時、リッターバイクと一緒にツーリングに出かけてはアクセルが「カチッ」っていうまで開けていたことを思い出します。やはり絶対的な排気量の差には勝てず、排気量って速さとかパワーとは関係なく大切だなぁって感じたものでした。今回のCBR600RRは、どんな乗り味なのでしょうか?今から楽しみですねぇ。

 そうそう、CBR600Fで一番気に入っていたのはシートのタンデムバーの形。曲線で作られたダイキャスト製の造形美。うーんマニアックすぎて、ウンウンとうなずいてくれる人はいないかもしれませんね。何しろ10年前の話ですから。