さて一夜明けて、レースのムービーを見ながら参戦して楽しかったなぁと満足感に浸りつつも、明らかに自分のサポートで失敗したところがあったなぁと反省点が脳裏に浮かぶ。
まずは想定外の二連ウォッシュボード、あの坂の登り方を教えていなかったことに後悔。もっとシートを低い位置にしたかったんだけど、なんちゃってカーボンシートをシートのポストに貼ってあったので下げることができなかったので登りづらかった事実。メカニックとしての自分の機転を生かすことができなかった。残念無念。
またセッティングはともかく上るときはシートの前に腰を落として歩くことを彼はわかっていなかった。足つきが悪いときの対処を教えていなかったのは私の失敗です。これも残念無念。
ストライダーレースといえども戦う為のスキルと作戦は大人のレースと変わらないことに再度気がつかさせられました。これらを一つ一つ覚えて実践できるようになって、更に本人の走りのスピード等が重なってこその安定した予選突破ができるのでしょう。
と反省も多々ありますが、実はいいこともいっぱいありました。まずはレースが楽しいと分かってくれたこと。みんなの前で走る楽しみを知ってくれたこと。また出たいと思ってくれたことは、最大の成果ですね。カッコイイ会場にカッコイイマシンに応援してくれる仲間(家族)は非日常的で楽しいということ、レースの醍醐味です。
ひとつ残念なのは、まだ彼は負けと勝ちが分かっていない。結構後ろのほうを走って完走したのだけれど、がんばったことが偉いと思って勝ちと思っているらしい。本当は負ける悔しさを感じて欲しかったんだけど、彼にはまだその感覚がつかめていないらしいです。まぁ幸せなんだからあえて負けの現実を四歳から知らなくてもいいかもしれませんね。キッズレースとはいろいろと難しいぶん楽しいということですね。