日記一覧

1:1のスナップショット

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 ハイエースの内装でも剥がしてサイズを測ってみようかなぁなんて思ったりもしていましたが、花粉症で喉が痛いし、鼻水もでるし、なんか気分がのらないので今週末はろくに出歩きもしないでゴロゴロと過ごす。でも寝ていると体が更に体調悪くなりそう。もともとライダーは家にいるのが嫌いなのかもしれません。とりあえず元気がありあまっている長男を連れてコーヒー飲みに近所を散歩。歩いていて、ふとカメラの設定を変えてみようと、設定をパラパラとめくっていると、1:1のサイズ設定が目に留まった。今日はこれだな。以前から興味はあったけど試していなかった正方形のスナップに挑戦。そんなことで、このスナップは長男と一枚。

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 ブログを書いていると、テレビ番組で森山大道という写真家のETV特集 「犬の記憶~森山大道・写真への旅~」 という番組が始まった。都市の路地を撮って、見る人の心を引きつける写真家の活動と、その活動の歴史を追う番組。自分も都市の夜と路地を撮るのが好きで綺麗な光を求めて歩きまわっていたときがあったので、番組を見ていて彼の写真スタイルに引き込まれる。
 彼の写真の撮るスタイルを見てわかったことがある。やっばり写真はいつもカメラを持って歩いて、その場所に行ってシャッターを切ることが一番大切だなと。彼とカメラが上手い下手なんてことはともかく、自分の何千倍も歩いている。やっぱり写真は足だな。その写真の撮れるフィールドに歩いていくからこそ、雰囲気漂う写真が撮れるに違いない。よし、来週は写真を撮りに行こうっと。ということで今日は就寝。


故郷へ

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 一回目の母からの電話で母方の祖父の調子が悪いので、これから福島に向うとの連絡があったと思ったら、二回目の電話で亡くなったとの知らせが届く。慶弔休暇を取得して向うは福島。片道760km、往復で1520kmの長い道のりを車で移動。何度走っても、名古屋-福島の往復は大変である。救いは我が車には布団かせ引いてあるキャンピングカーなので仮眠や休憩が取れたことである。そんな往路でのひとコマをパチリ。
 祖父は享年95歳、戦争や借金も経験したりと、そこそこ波乱万丈な人生だったと聞くが、昭和という時代に個人商店で生計を立てられ、95歳まで不自由なく生きてこられたのは、良い時代に恵まれた、すばらしい生活だったのかもしれません。私の祖父との思い出といえば、2歳~12歳まで、夏を田舎で過ごしていたのですが、なにぶん小さい頃なので、深い思い出はありません。ただ周囲の親戚に聞くところによれば、私は初孫だったということもあり、私が大きくなっても、小さい頃の話をしょちゅうしていたくらいに、たいそう可愛がられたらしい。
 今、祖父の住まいは新しい家に建て替えられているのですが、当時は蔵や長い廊下がある古い木造建築でした。その頃はねずみが天井を走っていたり、屋根裏部屋が物置となっていて、なんか怖そうだったのですが、祖父の布団でいっしょに寝たときは怖くなかったような気がします。そんな、淡い記憶ですが、暖かな温もりという記憶を胸に日記を綴る。