グルーピングラインを基軸とした走法。


[291] グルーピングラインを基軸とした走法。 :2002-02-13 (Wed)



グルーピングラインを基軸とした走法。単なる一過性のマイブームな走りかたかもしれないが、自分は自分なりに本質的な走行パターンはここにあると思い今、次のような組立で走っている。鉄則として必ずグルーブの上に前後輪を乗せて走る※1。進入時の初期旋回においてもグルーピングライン※2の幅を意識してその幅内でリアを外側一杯まで使いフロントはイン側一杯を使って走る。また、ただラインの上を走るだけでは行けない、進入時に無駄なリアスライド、いわゆる抜重系のテールスライドによる進入はしていけない、あくまでも路面をグリップして走行させてリアのトラクションを抜かずに走りつつリアは振ること。※3そのときフロントもしかり操舵角によりバランスをとって進入時にフロントをスライドによって進めては行けない、あくまでフロントはグルーピンクライン幅の間でのみフロントをグリップを保ちつつライントレースさせてバイクを前に進めること。まずはこれが基本。この走りは見た目に派手でもなく向きも変わらないように見えるが、確実にバイクを前に進められる。


※1速く走るためには(コーナーを抜けるためには)常にタイヤを路面に対して食いつかせて前に進めなければならない。そのためには必ずグルーブの上に前後輪を乗せて走ることが走る条件となる。


※2みんなが走ることによって他のラインより砂が排除され砂が浮いていなくタイヤが路面を噛むことができる場所。


※3リアの抜重によるスライドとリアを路面にトラクションをかけたままでのスライドは大きく違う。リアの抜重によるスライドはマシンわ支えるためにフロントタイヤや左足の接地が必要となる。その反対にトラクションをかけた状態でのリアスライドは左足の接地を必要とせず、フロントに対する負担も少ない。実際、リアトラクションをかけつつリアスライドをできるライダーは左足を出さなくとも、ほぼ同じ速さでコーナーを走り抜けられる。


その基本を確実に行なえた場合の次のステップとしては、トラクションを一定に掛け続けるのではなく、クリッピングポイントを作り出すことに移る。トラクションをかけているタイヤと路面を更に噛み付かせて走るようにする。実はまだ、この部分は自分はマスターしていない。直線でライダーからリアへの積極的な荷重によってバイクがロケットのようにグンと前に進めることは理解したのだけれどこれをコーナー途中で作り出しクリップピングポイントとすることが出来ない。これからの課題です。


もともと、進入時に抜重によるスライドワークがNGと、そう感じたのにはちこっと氏(YZF増加のため日記上での名前を改名)の走りとアドバイスからきている。その走りを毎週の練習で研究すると基本的には他の人よりテールスライドをせずにグルーブラインを的確にトレースしてインを締めて直線加速に持ち込むことをしている感じかした。この走法はFTR250乗りの面々に言わせると初期旋回で向きが変わってないとか、YZFだから直線が進むため良いんだよとか特別視される。実はそうではなくて自分としては上記の理由から速く抜けるための手法と思っている。


ただしそれができるのはYFZとMFTのようにキャスターが立っていることに起因するという考え方も否めない。FTR250乗りがなぜ進入初期旋回での向き代えにスライドを重視するのか?それはマシンがそうするように設計されているためではないかと思われる。実はその説はD虎君の受け売りだけど・・・。それはまた次の機会で日記に綴ろう。


p.s.


そうそう、だからといって抜重スライドがいらないかといえば、そうではない。必要な場合は多々あるよ。レースの組立で他のライダーとの駆け引きでは重要な走りの組立となる。進入から大きく抜重して先行車のわきバラに角度を合わせスライドしていってインを付いたりと使い道はいくらでもある。一個だけの走法をすればいいということではない。



AFAM DT100に決定!


[290] AFAM DT100に決定! :2002-02-12 (Tue)



今回の3連休はハンドルとの格闘(自分のライディングポジションの追及)を中心に走りこみました。もともとはコーナーワークにおいてハンドルのエンドが右膝にあたってしまうため足の出す位置がハンドル内側と外側というように決められてしまうためライディングに自由度がないということから始まった。ハンドルの下を足がぶつかり自由に行き来できないためハンドル下の位置で足を出すことができないし、ハンドル内側でトラクションを掛けているところから振られたときに外に足をスムーズに移動させることができない、そればかりか足が引っかかりバランスを失いかけたりもする。その要因は3つあって①身体的要因。身長が176cmあり足もレングス31インチ以上(Gパンのサイズです。わかり易く言えばXRとかのオフ車で両足着きます。)と長い(笑)ため一般的なライダーよりポジション的制約を受ける。もともとFTRやMFTは身長の低い日本人向けに作ってあるのではないでしょうか?②ポジション的に前乗りをしている。今現在MFTのタンクとシートの境目に乗っている。股間はタンクに完全に載っている。そのため上半身からハンドルの位置が近くて腕のとり回しが窮屈である。ちなみにMCの腕の長さは普通です。そんなに長くはない。③ハンドルの高さが低い。AFAMのDT240を付けている。もともとは幅が広いタイプを使うことによってハンドルが振られた場合に押さえこむという利点から採用した。その後の理由はなく223時代からずっと使用していた。


そこで各種ハンドルを揃えて試した。
①AFAM DT240標準。
②AFAM DT240の左部分を2.5cmカットしたタイプ。
③デイトナ#7番(高さは高くDT100を絞った感じ)
④AFAM DT160。(高さは高く#7番を更に絞った感じ)
⑤AFAM DT100。(高さは高く幅も広め。)


要点だけ述べると、フロントのトラクションは①のフィーリングが1番よく、フロントの抜重をしないで進入時に寝かしこめる。前傾姿勢になりやすいためリアのトラクションが掛かりにくい。その反面リアはスライドしやすく侵入時に向きが良く変わる。②は意味なし。若干足にぶつからなくなったけど気のせい程度。③高くなったことにより足は自由に移動できてライディングの自由度が増えた。しかし、ハンドルが絞り過ぎているためフロントのトラクションが抜け易い。ライダーが意図的にフロントへ荷重してあげないとアンダーがでて挙句の果てにはスリップし易くなる。またハンドルが絞れていることで押さえこむときの腕力が必要とされ肩というよりは二の腕がパンパンに張ってしまった。ただし抜け出し時のアクセルの開け易さは良かった。④フィッティングしただけ。更に絞れているので操作不能とみなし実走行はしていない。⑤高さが高いためライディングの自由度が増え、幅も適度に広いためフロントへの荷重もできるためグルーピング上でのフロントのライントレースがし易く、また絞りはジッャカン少ないが、タレ角が大きいためアクセルも開け易く立ちあがりに適度なスライドワークへと持ち込めるという良い点が目だった。また立ちあがり時にリーンアウトへの体の移行もスムーズに行なえる。そして高さが高いため前傾姿勢から後ろよりへ体を移動できるためリアトラクションを掛けれるようになった。ようやく体というかお尻の重心位置を後ろへ移動することにより路面を噛むという感覚が実感できるようになった。そのため立ちあがりスライドしていたタイヤがいきなり「コンっ」と路面を噛みこみお尻が後ろへ飛ばされるようになった。


という理由によりAFAM DT100に決定!。3連休の最終日はこのハンドルで走りこんだ。結果は上々。足を出さなくても速度を落さず走れるようになり、進入のスライドも立ちあがりも足を出さずに走れるようになりつつあった。今後の課題としてはただ、まだストレートの真中でしかリアタイヤが路面を噛まないため、立ちあがりの初期でストレートの始めの部分で、この状況が作り出すとが課題である。とにかく絞りと高さと広さがどのようにライディングに響くかが分かったので本当にためになった5種類のハンドル交換でした。D虎君と半分づつ買ったのだけどお財布は一気に貧乏となった…。しかしライディングは満足したので良いことにしよう。D虎君は結局#7番に落ちついたそーです。
最後に時間がなくて試していないが、あと試したいのはDT240にアップスペーサーをかませてみたい。また違う感覚を学べるかもしれない。また今度の機会に・・。