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内窓設置検討の巻 3

室外(窓の外)

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室内(窓の中) 窓は普通の単板ガラス

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またまたiPhoneでスペクトルアナライザーを購入。今回は値が張りました(笑)350円也。なるほど、これも使えますね。エネルギーレベルでいうと全域に渡って20dB程度落ちています。これで一つ疑問が解決しました。なんで音量計って測定周波数帯が31.5Hz~8.5KHzと少ない幅だったのか?音のスペクトルはブロードでも、ある部分を定量観測すれば大体分かるからなのですね、なるほどです。そしてもう一つ。我が家の騒音は100~1kHzが一番大きいんですねぇ。
さて、話変わって、ここで単板ガラスの遮音特性を勉強してみます。

グラフ.jpg

適当なデータを紐解くと、騒音対策として考えたい100~1kHzの実力は単位板ガラスで約20~35dB程度の減衰効果があるみたいです。でも実際に測定した値は約20dBと少ない。これがカタログ性能と実測条件の差というやつですね。
でも、これで一つの方向性がでました。現在の単板ガラスでも約20dB程度の遮音効果があって、騒音100~1kHzに対して、私が求めている静かさは、あと10dB程度の減衰ということになります。うむ、これで内窓設置検討の基礎データができあがりました。次回は内窓の選定と効果の推定に入りたいと思います。
続く


内窓設置検討の巻 2

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騒音対策、防音効果って、Webではいろいろ語られているけれど、調べてみると実際に自力で定量解析した人っていないのねぇ。参考がない。ということで自分なりの解釈でロジカルに騒音対策を進めてみたいと思います。
まずは我が家のスペックから。今、サッシについているガラスは単板ガラスで網入りという通常一般的に使われているもの。たぶん6mm程度の厚さ、規格的には6.8mmというものがあるのでそれかも。防音効果は一番低いとされているものですね。それでは、まず現在のガラスの遮音性能を推定してみましょう。
ここで登場するのが万能ツールのiPhone(笑)なんとこのアプリ、音量を測定してくれて更にはデータをCSVで落としてメールで転送してくれるという優れもの。まずは室内外の騒音の音量を測定してみました。

騒音解析.jpg

おお!上手く測定できていますね。窓の外のサッシのふかし部分にiPhoneを置いて測定した場合と、リビングの机の上に置いて測定した場合の、値と平均値です。まずは絶対値的な見方。このiPhoneは40dB程度からしか測定ができないらしく全体的に測定値が上がっています。でも前置きでも話したようにみるのは相対的な差です。
室内のグラフを見て分かることが一つ。やはり人の話し声やテレビの音が入るとピーンと高い音量が記録されます。うむ、やはり人の声はある意味、最強の騒音です(笑)そしてときどき100dBを超えるところがあるでしょ、これは物をぶつけた時の衝撃音。よく騒音で歩く音や物を落としたときに下の部屋に響くことが問題となるでしょう。これが動かぬ証拠、顕著にでます。
本題に戻って室内外での遮音、防音性能は約20dB程度あることが分かります。窓の遮音性能を示すグレードの最低値にT1というものがあるのですが、これは500~4kHzで25dB減衰するというもの。普通のグレードでは、このT1相当らしいので実測で今回20dB減衰していることから、理論値と実測値がほぼあっているような気がします。
しかしiPhone便利ですね。100円ちょっとで手に入った割には、ちゃんと機能している。今回は絶対値っぽいデータを見たかったので音量計を購入したけれど、今となってはいらないですね。このiPhoneで内窓の効果は解析ができそうな感触です。
ということで次は騒音の質の解析をしてみたいと思います。
続く