無事、中部DUNLOP杯ジムカーナRound1に参戦を果たして参りました。結果はイマイチどころではありません。悲しい限り。でも、今回の戦いは、このレースのスタートラインに立つ所までが、自分の本当の戦いでした。昔、ダートトラック時代にいろいろな人に聞いたセリフを思い出します。「レースというのは、このスタートラインにマシンと共に立てた時点で、既に誰もが勝者なんだよ。たかがマシンを用意して、練習してエントリーするだけなんだけど、出来ない人は大勢いる。レースをしたいなぁと思って見ているだけの人は、たくさんいるんだからね」
その頃はなるほどね。なんて客観的に聞いていたのですが、今回は身をもって体感です。そんなセリフを身に染みて実感した数年でした。たかが草レースのジムカーナなんですが、されどジムカーナなんですよ。
一度はタイトルもとれたしレース人生悔いはない。なんて思ってレース道具を全部捨てて、転勤、結婚、出産、育児と生活の拠点もライフスタイルも全て変わって、ふと気が付くと、家族も子供もいて不自由ない幸せな暮らしがありました。でもやっぱり何か足りない。スターティングシグナルを聞かない人生は面白みに掛ける。
そう思ってからは数年計画。自家用車としてハイエース選び、マシンと道具を揃えて体重も元にもどして、練習をして、たった2回だけど(笑)いやいや、本当に長い計画でした。しみじみ。でも、その甲斐あって、レースは良かった。楽しかった。レースの場数だけは踏んでいるのでレース会場でも、全然ドキドキしなくて、あれれ、こんなものだっけ?って感じでしたが、実際に第一ヒートのスタートラインにマシンを乗せてシグナルを待つ瞬間、異常に心拍数があがって、ドキドキ感も最大に。思わず、あーこの感じ。これこれ、これが楽しいんだよ。なんて、思わず楽しんでしまいました(笑)この充実感を味わう為に、がんばってきたんだなと。とりあえず、この日記を立ち上げて4ヶ月。日々充実できたなと。満足です。
と・・・いいながら。悲しい事実も。タイムがでませんでした。笑っている場合ではありません。どっかでミスコースしていたらしい。ジムカーナのミスコースは言わば完走してないってこと(涙)まっでも今回はゴールラインを通過できたことが、完走ってことで。この日記を読んでくれている人なら誰も笑うまい。でもレースしていた、みんなは「あーあっ」とため息何時いているに違いない。だって昔シードだったってだけで、降格もなしに、いきなり上位シードクラスでの参戦。またまた、普通は数珠繋ぎにどんどんタイムアタックをこなすのに。今回は上位シードだけ、80名が見つめる中で、一人ずつ走ったんです。気分はスーパースターですが、見せられる走りではないので恥ずかしかったですよ。
やっぱり練習はしないといけないですね。真面目に上位シードを狙っている人に失礼だもんね。でも笑っちゃうほど、びっくりしたのがスタートラインに付く前のウォームアップの8の字セクション。距離が短くで走れませんでした(笑)ハンドルフルロックの右回転は、ウォームアップで初めてやってみました(笑)タンクとハンドルの隙間がなくて、アクセル開けられなくて、コケそうでした(笑)もっと精進しないといけません。ウォームアップコースがまともに走れないなんて・・・。
ということで、また明日からはno race no life & slow raceを胸にRound2に向けてがんばります。
MC&SMILE 2008.04.27
「CBR600RR」一覧
中部ダンロップオートバイジムカーナ大会Round1エントリー
大会まであと27日となりました。エントリー受付も開始したようです。今回、中部ダンロップオートバイジムカーナ大会の第1戦にエントリーします。本日、エントリー用紙に記入をしました。スナップはこの間の練習風景です。
CBR600RR’07を乗ろうと決意してから(このブログを立ち上げてから)、すでに4ヶ月が経とうとしています。なんだかんだいっても練習は二回のみ。そしてマシンは空気圧とフロントのイニシャル以外は全てデフォルト設定。どこまで走れるのか?心配ですね。パイロンの規制がキツくて走れないほどのコースだったらどうしようとか、いろいろと心配も、しちゃったり(笑)
しかし、今回は参戦することに意義があると思うんです。家庭を持って子供を作って、今36歳で再び、シグナルのスタートラインに立つ。それだけで満足です。ヘルメットもレーシングパンツも、ブーツも、ハイエースも、何もかも手に入れ直すまでに、時間が掛かりました…。そうそう現役に近い体重までも手に入れました(笑)
この何気ない生活を、レースを基軸にがんばれるということが、一番素晴らしいことです。そんなこんなで、今回書いたエントリー用紙は、何時になく楽しい作業となりました。あとは無事投函するだけとなります。