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一つ一つのレース展開はただ走っているだけではないのだ。


[132] 一つ一つのレース展開はただ走っているだけではないのだ。 :2001-07-31 (Tue)


失敗いっぱいしました。でもせっかく開いていただいた裏サイクルボールに参加。転んでもただでは起きません。今回のレースでもちゃんと学んできました。ためになったのはエキスパートのライディング。ダートトラックを始めて経験が少ないという言葉をいつも私は書くが、本当はもっと大切なことをしていなかったと学んだ気がした。それは上位シードの走りを楽しむだけではなく、ちゃんと感じること。一つ一つのレース展開はただ走っているだけではないのだ。そういう意味では今回は参加して得た内容より観戦した部分が本当に身になった。


 今回は、エキスパート選手の絡み合いをじっくり見ることができた。そんな中でこんなシーンがあった。絡み合いながら第4コーナーを立ちあがって第1コーナーに入るまでにトップを追いかける2番手ライダーはフロントタイヤをトップライダーのインに入れこむまで追い上げていった。またそれを押さえるがのごとくトップを走るライダーはスライドしつつコーナーに入り込んむ。そのスライドに合わせて2番手ライダーもスライドさせる。そこで2番手ライダーはコーナー中にインの隙間に向けてアクセルを当てた。ちゃんと2番手ライダーは一番手ライダーのスライドワークに同調するがのごとく進入していたんだ。すごいぜ。【スライドに同調させて更にインに入るなんて考えもしなかった。】当然1番手ライダーは弾き飛ばされた。この駆け引き感動したね。あれは日頃からマシンコントロールを鍛錬していないとできないね。自分じゃまだあの全開状態で同じことをするにはリスクが高すぎるなんて思いましたよ。本当にあのライティングワークには感動でした。習得してやろうというファイトが沸いてきたね。


そしてもう一つ感動したのは、チャンプのライティングというかレースの組み立て。よーく見るとチャンプは先行しているライダーよりも早く向きを替えてイン側にいた。先行ライダーのミスをしてアウトに膨らむのをしっかり待っているんだ。あのテクには感動した。一周だけじゃない毎周だせ。いつでもアクセルを120%全開にして抜く準備をしていたのだ。アウトから抜きさるほど甘くないレベル同士で、少ないチャンスを物にするためにはあれだけ用意周到に待っていなければいけないのかと感動しました。たった数周のレースで何回もチャンスを作り得ることができるなんですごいよね。


ても、あの進入というか向き替えをそういう観点からしていると気づいている観客は少ないんじゃないかなぁ?レースで少しでも前の人を戦略的に抜いてやろうと考えていなけりゃそんなふうに見ないしねぇ。そう言えば今まで見ていたレースではかっこいいとかすごいとか抽象的な見方でした。でも今回は違う視点から見ることかできました。日々の生活で、自分のライディング技術だけではなくレースを戦う上での観点も、ちゃんと進歩しているって実感しましたね。


超ブルー。模擬レースで初フライングと初転倒を経験。

[131] 超ブルー。模擬レースで初フライングと初転倒を経験。 :2001-07-30 (Mon)

裏サイクルボール反省の巻き

ヾ(__。)反省…その1.初経験!フライング

今回の模擬レースは最悪でした。隣のライダーがスタートでフライングしたのにツラれて自分もでちゃいました。これはフラッグをしっかりと集中して見ていない証拠です。確かに振りかえるとスタートに集中していなかった。集中している気持ちになっていただけで回りの雰囲気に飲まれていたのかもしれません。フラッグを指から話す瞬間を見ていなかったのは事実です。もっとしっかりとフラッグ開放の瞬間を見なければなりません。野球のイチロー選手がバッターボックスに立つときにバットを立てて外野に向けるのはバットに視線を持って行き焦点を合わせ、集中力を増し、外野の雑念をとりさるためだそうです。そうですね。レースもしかり。集中力を必要とする競技はメンタル的にもっと成熟しなければ勝ちは得ないと思いました。自分だけの世界の中で1/100を詰めることが必要となり、またシグナルだけに集中するスタート方式のジムカーナの方がスタート技術に対しては高度なテクニックだと思いますが、回りの環境と雰囲気との戦いがプラスされるという点ではダートトラックのスタートの方がメンタルな点に置いてシビアな気がします。あとは経験と練習あるのみですね。今度マイフラッグ作っちゃる。練習しよっと。

ヾ(__。)反省…その2.初経験!転倒

フライングに動揺して2回目はNGと恐れたのかは定かでないのだが、2度目もスロースタートだったと思います。回りの250には全員に抜かれてコーナー入るときにはすでに後ろの方でした。そのため追いつかなきゃといつもより突っ込んでしまい転倒。突っ込むにしてもコーナーへきちんと練習通りラインとって入ればまだタイムアップもできただろうと思うのに何も考えずに向き替えないまま突っ込んで脱出口でお釣りがきてスライドしてリアからコトンっと転倒。転倒後はすぐに復帰できたため周回遅れにはならずゴールできたものの最悪の結果となりました。やはり敗因は練習通りに進入アクションをしなかったことだと思います。確かにレース中は臨機応変に前走者に会わせてスライドコントロールしたり、相手より早めに向きを変えミス待ちをするなど自分のレコードラインを走っていればいいというわけではないのは分かりますが…そんな高等なことではなく、ただ気負っただけでミスしてしまった不甲斐なさにシッョクを受けています。くっそぉーっ。

ということで反省はおしまい。まっ、くよくよしても仕方がなしっ。明日からの練習に好ご期待!二度とくりかえさ泣ければ、失敗も成功の母なりっ。うーんっ、AB型って開き直りが早いので楽っす。

次回は「見ちゃったぜぇエキスパートの走り!」