写真は我が室内ガレージ。行き場の無くなったCBR600RR’07のスペアカウルは吊るされて保管することになりました。飾ってみると邪魔でなく、ふと生活のワンシーンに目に入るカウルは心癒されるオブジェとなりました。着々と我が書斎は、楽しい空間になっていくのでした。
話は変わって、今日は人生初めてのコンタクトレンズに挑戦しようと思って近所の病院にいってきました。題して「峠専用シャカリキ仕様コンタクトレンズ・プロジェクト」です。
今までは矯正視力を最大の1.5~2.0にすることで、ライン取りや路面の状況判断が俊敏にできるようになったと報告しましたが、今回は視野から眼鏡のフレームの影を取り除くことで、前傾姿勢で視線がフレームアウトする一瞬などで、集中力が削がれるのを防ごうという計画です。40歳という体力の低下に、必死に抵抗してたいという計画です(笑)
まずは先生に競技としてのバイクを説明して、自分が愛用しているレース用眼鏡の説明をしました。本来は2.0に矯正すると眼精疲労や頭痛などが発生するため、普通は作らせないということでしたが、話をすることで先生もスポーツ・競技用として短時間に装着するコンタクトレンズであるならば問題ないと、理解を示してくれました。理解ある先生で良かった。
ここからは女医の先生とバトンタッチ。どのコンタクトレンズが良いのか試すことに。数種類付け直して、最終的にたどり着いたのは矯正視力1.5でした。残念。原因を伺うと、もともと乱視が強いので装着位置の微動で、乱視の補正が少なめになる。またソフトは目の形状にフィットするのでレンズが変形するので、完全な矯正にならないという見解でした。もし1.5から2.0に矯正するならば、ハードしかないとのことでした。でもハードはバイクのようなアウトドアでの使用を考えると初心者にはお勧めしないとのアドバイスでした。
ということで今回のコンタクトレンズはワンデーアキュビュー乱視用に決定。矯正視力は1.5相当。まずは、これで十分走ることができるのか試してみることになりました。尚、偶然にも両目が同じ度数で良いことが分かり、1箱で両目試せることとなりました。安上がりで良かった。
楽しみですね。眼鏡の視界がないライディングが試せる幸せ。人生において眼鏡なしではバイクに乗ったことがない私にとって未知の体験です。試しに診断中にコンタクトを装着したときは部屋の隅々までフレームの影がない視界が広がっていたのには感動を覚えたので、きっと峠でも楽しいことでしょう。
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バイクとの濃密な時間
写真はとあるトンネルの入り口での撮影。車の通りが極端に少ないといっても、さすがにバイク1台だけで斜線の真ん中での撮影は怖いので、写真の構図は妥協して左側に停車して一枚パチリ。でも雰囲気は十分味わえる一枚に。
今日、会社から帰宅すると、東京の先輩の日記に「20年前の自分と今の自分はどちらが速いのか?」という記事があった。うーん、自分は20年前は18歳でFZR250’87に乗って峠で速く走りたいなんて思っていたけれど、速く走れずに挫折していた頃ですね。膝もカッコよくすれないし、コーナーもストレートも遅くて、どーすれば速く走れるのか?なんて迷ってた頃でもあります。実はそれから自分のライディングのコアを手に入れたくて欲しくて競技をやろうと決意する自分がいる。なんてことは露知らずの時期のことです。
そんなヘタレな時期なので、さすがに今の自分がCBR600RR’07にのって走れば、間違いなく勝てる。ひとコーナーで十分にちぎれると思います(笑)が・・・、彼に勝てないものが一つありますね。それはバイク中心の生活、買い物、故郷への帰宅、通学、全ての移動にバイクを使っていた時期ですね。
バイクがあれば、それだけで満足だった生活、バイクとの濃密な時間。そのバイクとの二人三脚な生活は、今考えても素晴らしい生活でした。ビデオデッキや電子レンジもバイクで会に言ってタンクに乗っけて帰ってきたり(笑)何でもバイクでしていたという記憶は、思い出すだけで微笑ましい思い出です。
先輩の日記には「そのときの無謀だけど、一番乗れていた自分と一緒に走りたい」と記載がありました。そーですね、私的にはレプリカバイクでスーパーからネギ背負って買い物している18歳の自分の姿を見てみたいですね。
まだ競技に挑戦して目が三角形になっていない時期の私がいます。そのころは、バイクに乗っているだけで、カウルの形がカッコいいだけで幸せでした。一度峠遊びで挫折しているので、速く走りたいという強迫観念がないときの頃。
そんな速さに関係なく、マシンに跨っている自分を見てみたいですね。そう思うと、若かりし頃から、速さと向き合って走っている先輩達に比べて、もともとのスタートは軟弱だったようですね。しみじみ。
でも速さ中毒に掛かったことは、後悔していませんよ。だって速く走る必要性がなくて、カッコよさだけを追い求めていたら、たぶんバイクを続けてこれなかったかもしれませんからねぇ。また自己実現がレースによって達成していなかっただろうし。
でもでも、そんなこと言いながらも、もしかして速さに取り付かれていなければ、今頃ハーレーとか、ツアラーとかに跨って、優雅にツーリングをしていたのかもしれないと思うと、それも良いかなと、ニヤニヤと妄想に更けたりして(笑)
そんな取り留めのないことを、またもや綴りつつ、本日も就寝。おやすみなさい。