ライディング理論とは?その2

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sub.説明が付かないこと
 人生とは早いものである。FZR250で峠のチャンプ(笑)を目指して、ライディングとセッティングを考え初めてから15年以上が経つ。その間、飽きることもなく毎日ライディングの探求をしてきましたが、前回述べたように物理のセオリーと自分の感じ方が上手く合わない部分があるのです。今回はサブタイトルにもあるように、自分的に二輪ジムカーナのライディングで説明が付かないことを解析してみたいと思います。
1)ハンドルの切れるスピードとキャスター角
 プリロードの調整について説明したときを思い出して欲しい。プリロードによってフロントの車高が変わって、ディメンションが変わる。プリロードを締めていくとフロントのトップブリッジは高い位置になり、キャスターアングルは寝ていくこととなる。トレール量が多くなるということは、本来フロントタイヤは直進性が増し、穏やかにきれるようになり、ハンドルそのものもセッティング変更前に比べて、ゆっくりと進むようになる。
 でも違うんです。自分にはフロントの位置を上げるとハンドルの切れるスピードが上がっているように感じるのです。それはなぜなのでしょうか?説明を付けたいと思います。
2)前後荷重の変更(以下ディメンション)とグリップ限界
 リアの荷重を増やす。その分、車両の重量がタイヤを路面に押さえつけてグリップ力が増す。机の上で消しゴムを軽く滑らすと早く消しゴムを移動させられるけれど、強く押すとギュっとゆっくり移動する。それと同じ原理。グリップが増すということは、アクセルをワイドに開けても、その力を受け止めてくれるはず。
 でも違うんです。自分にはリアの荷重を増すとタイヤがグリップを失う瞬間が早まるように感じるのです。それはなぜなのでしょうか?これも紐解いて説明を付けたいと思います。
 次回はその物理の法則とライダーの感覚の差について、紐解きたいと思います。っていうか、紐解けるのでしょうか?(笑)まだ考えがまとまってないのですが、書きながらゆっくりと解析したいと思います。(爆)
続く