写真はCBR600RR’07愛車のスナップ写真。白い世界と我が愛車です。
今日の我が家族は、初めて公園での花火をしました。近所のスーパーで購入した花火セットは290円也。子供向けの、No飛び系な手持ち花火です。私も花火は久しぶりで、花火の色の綺麗さに感動を覚えながら、我が家族は公園で盛り上がるのであった。
特に綺麗だったのは、線香花火。この玉ができるという現象も不思議で、またその玉から発する火の粉が飛びちる軌跡も素晴らしい。重力や何かのエネルギーにしたがって、飛びちるのですが、火の粉は中心から発してとびちるときに雷のように軌跡は折れ曲がる。不思議ですね。どんなメカニズムでそのような動きをしているのでしょう。線形的な動きなのでしょうか?光を生業とした仕事柄、とっても気になります。
調べてみると、我々がいう通称、線香花火は「手牡丹」という名前で、主成分は火薬と炭だそうです。この炭が発生させるこの現象は、どうしてこのような現象が起こるのか全てが解明されていないそうで、神秘に満ちた花火なんだということです。火薬の量も0.06から0.08gで作られて、0.1g以上にすると「線香花火」にはななず、玉が落ちてしまうとのことです。 また玉ができるメカニズムは配合された材料によるもので、火花は金属が燃えてパチパチということがわかった。
そこで私の興味の中心は、この火花の軌跡であるのですが、この軌跡を表現してみると、やはり物理的なルールのもとにできていて、系統的にはフラクタル幾何的な自己相似図形であると言えるのではないでしょうか?本気で火花を写真にとって、その角度と大きさと構造を解析すれば、紐解けるはず。中学生や高校生の夏休みの研究には、持って来いの内容ですね。今は生活の中にあふれているハイテク機器を使って現象を取得して、定量化、パソコンで軌跡を解析して、その法則を説く。いいですねぇ。わくわくしますね~。
誰か研究している人はいないのかな?とちょっとググッて見ましたが、そこまで解説している人はいませんでした。まぁ、この物理や幾何でシュミレーションする技術も発達している、このご時勢で、線香花火という綺麗な現象を、そのまま綺麗だね、とか神秘的だね、という表現で残して置くというのも、すばらしい心のゆとりなのかもしれませんね。その綺麗は綺麗で心に留めておくことも粋なのかもしれません。私は解明と探求を今回止めました(笑)
いやはや仕事では、なぜこんな線形な挙動が発生しているのか?なぜこんな非線形な現象が発生しているのか?いつも推測して対策をして、動きを手中に抑える。という仕事をしているので、ついつい、どんなメカニズムで動いているのだろうと考えちゃうのですが、最近は考えないで生きるということ、その現象をありのまま目に映った感覚のみで、心に留めておくということは、実は素晴しくて、ゆとりのある生き方なのかなと思う今日この頃です。
そうそう、実は我が妻は後者の考え方で生活を楽しむのが得意。唐突ですが、私は彼女を見習いたいものです。