This Is Why We Ride / Moto Movie

MC600RR Ride reel【モーニングルーティーン】This Is Why We Ride バイクのある生活

さて、寒いので走らない時にする楽しいことといえば、プロモーションムービー作り。歌が上手い人はカラオケに行って歌を歌うと楽しいでしょう。バイクが好きな人はバイクに乗ると楽しい。そして、ムービーが好きな人は、コンテンツを作るとめちゃ楽しい。ということで、ノートの片隅にする落書きよりは、ちょっとアートだけど、絵を描く人よりはちょっとストリートアートに近い遊び。今日は、好きでいつも見ているポーランドのスタントライダーのPVが好きすぎて自分なりにオマージュしてみようと思った。動画はクリスマスイブの24日にYouTubeで公開となるけれど、今回はその設計図というかアートボードというか、どんなふうにコンテンツを作るのか、綴ってみる。

まずはYouTubeをサーフィンして、心に刺さったPVを探す。MCの場合は、だいたいスタント系やストリート系の動画をよく見るんだけど、サムネイルで釣られて見るもよし、キーワードで見るもよし、とにかくいいなぁと憧れるものを探す。今回、心に飛び込んできたのは「Ewa Stunts reel」というコンテンツ、何が良いって、あまり上手くはないんだけど、必死にリアスライドの練習をしたりしている姿に胸がキュンとなる。マシンもキュートで可愛い。バイク乗りが、アイドルを好きな人達がアイドルのコンサートに通っちゃう気持ちが、とても分かっちゃうような素敵なライダーです。

Ewa Stunts reel

ICONっていうメーカーのCM見たいなんだけど、サイバーパンク好きのMCには最高な音楽とビートで作られている、10年くらい前のPVだからかもしれないけれど、エフェクトやモーションムービーもシンプルなので自分でできそうだし、この動画をまずは徹底解析して見ました。単純にノリで味わうのではなく、その意図を感じよう。

Ewa Stunts reel 2015/04/07

まずは何回も見て映像と音楽の盛り上がりとストーリーを堪能する。そして分解をしていき構成を理解する。まずはムービーとロゴなどのモーションムービーを全て洗い出して並べてみる。なるほど、このムービーの背景を仮説すると、こうである、「彼女はため息をするかの如く始まる前に緊張しているけれど、練習を始めて、怪我をしてもまたバイクにまたがって練習し続ける。でもコケてしまい上手くいかない。でもその努力はプライスレス」という、頑張る的な日本のスポ根に通じる和の国でも通じる情を表現しているに違いない。というように、ムービーもクラッシックのように、当時の背景やその曲の意図を紐解いていき理解をするのである。ということで、この作成者の魂が読みこめたところで、一旦、離れて、自分の世界感に深く入っていきコンテを紡いでいきましょう

MC600 RIDE reel 2021

ストーリーは、2021年の今年、何回も繰り返したいつもの生活をノンフィクションで綴る。MCは朝起きてガソリンを満タンにして峠に向かう、そのガススタの青い計器はお気に入り、なぜか嬉しい。ワインディングでは繰り返し繰り返し走っている。ストレートはほとんどなく、全てがつづら折りになっているワインディング。でも、走っているとミスしたりもするw (ムービーにはあえて一か所ブレーキング遅れてラインくずしたシーンを仕込むw)そして、楽しい走りを楽しみ続けるためには、メンテナンスをしなければならない。適切なブレーキングを象徴するブレーキのメンテナンスと官能的なエンジンを操りを象徴するインジェクションのシーン。そして最後は、それを毎週できる世界の平和と家族と友達に感謝をする。

よし、こんなシーンにしよう。ということで動画を繋げて、コツコツ作る。寒いので暖房をつけっぱなしで作業していたのだけど、三時間連続で稼働したよと暖房がアラームを2回奏でたのでおおよそ6時間が経過。ということで完成。いやぁいい感じに仕上がりました。作っていて自分で描いているのに、ドキドキする。めっちゃ動画作りって楽しい。何回も何回も音楽を聴きながら動画を貼り付けて、タイミングを最適化してキャプションを付ける、モーションムービーを装備すればもうテンションマックスである。

この音楽はホラー系のゲームのものらしい。海外の人が見たら私のストーリーと合わない違和感が出るかもしれないけど、まーそんなことは気にしない、だって日本人なんだもの。全ては感性で作る。といことで12月24日公開です。YouTubeで見てくださいね。この寒い冬に描いたムービーです。さて、今日は早く寝よーっと。