SetupとRiding一覧

SRS愛知 自由練習会 9/7にて

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 そもそも、セッティングデータを書いて、その印象と体感とタイムを記載しているブログで為になったものは、ありまなくて。車両も違えば使用している部品も違う。そんな違うだらけの人のマシンの設定は意味不明なものが多い。もれなく自分が書く設定も、意味がないだろうことは予想されるのだけれど、自分の為に今日という練習の経過を綴る。
設定の背景
 ・回転が安定しない。フルロックにもち込めない。
 → 解決するためにプリロードはほぼ最強から感覚で1回転戻す位置に変更。
 → フロントをほぼマキシマムで高い位置に。
 ・ダンパーは伸び圧ともに最強にして感覚で1~3/2戻す。
 → 路面の凸凹で飛ばないぎりぎりのレベルに。
効果
 ・若干だが回転時にロックが決まりやすいかも。
 ・それよりもオフセットパイロンでフロントがちゃんと切れる。うれしい。
 ・それよりもストレートパイロンでリアが寝る寝る。最速。
 ・全体的にイー感じ。
 ・推定ではノービスタイムは卒業できるかも。
理由
 ・リアで旋回できるようになったからだと思う。まるで一輪車のように。
 ・マシンがの旋回が軽い。車重が軽いのがあいまって感覚的にはNSRか?
  4stエンジンが付いているのを忘れそう(笑)
デメリット
 ・リアの荷重過多。リアタイヤがブレーキとアクセルでブレイク寸前。
 ・アクセル開けたらリアがスライドする。
 ・定常円旋回が苦手かも。
  → やっぱり以前のようなフロントとリア1:1の荷重比が楽。
次回試すこと
 ・本来ならば、ここでハイグリップタイヤとスプロケ登場だけど、ぐっと我慢。
 ・スプリングのレートを上げてプリロードを抜きたいけど予算の都合で却下。
 ・ということは・・・。次は良し悪しは置いといて順番的に突き出し量だな。
  → お金いらないし(笑)セッティングの勘も復習できるし。これ採用。
やっぱりセッティングは感覚命だなと(笑)
やっぱり意味不明なメモになったなと(笑)
本日は就寝。


レースと視力4 (最終回)

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 今回のイメトレのコースはスタートから10m先に回転印のパイロンがあって、それを抜けると縁石があるLの字クランクが待っています。(ロードレースやダートトラックを専攻している人は、パイロンではなく第一コーナーを思い出して良いし、ツーリングライダーは信号が青に変わって10m先を曲がらなければいけないとイメージして下さい。)
Step1
 まずスタート前に誰もがすることは、最初のセクションに対して、どの角度からどんなスピードで進入するのか?のイメージだと思います。ほらね、ベテランライダーはもう体が覚えている。アクセルの開け方やブレーキの掛け方を数値で表現しなくても、この間合いの場合は、こんなアクセルの感じで、このタイミングには、こんなブレーキの感じで、イメージするだけで、自然かつ正確に走れる。これは地道な練習で反復運動して覚えた経験による技術ですね。これが①空間記憶による予見に相当します。
Step2
 でも実際にコーナーやパイロンの手前に到着した時点で、しまったぁぁ、しくったぁ。こーじゃなかった。もう30cm手前で寝かしこめばスムーズに旋回できたのにとか、10cm外側から入れば、抜けるときに直線的なラインを作り出すことができたのにとか、後で悔するときが多々ありますよね。そんな時はどうしますか?ジムカーナなら無理やり、ハンドルをこじってフロントのラインを修正するもよし。リアブレーキを当てて、リアを基軸に旋回半径を縮めても良いし、実際に何か行動に移します。これが③のアクションとリアクション。
Step3
兎にも角にも最初のセクションはクリアしました。次のセクションへ向かわなければなりません。そのとき、次はLの字クランク(第二コーナー)があるというのは、うる覚えで理解していますが、今走っている位置から、つぎのセクションに対して、軌道修正しないでアクセルを開けて良いのか?判断できません。自分のせいで失敗したラインの途中に居たりしたら、それこそ次のセクションを見ないとベストラインに進むことができません。そのときライダーは何をするのか?それは今走っているラインが正しいのかを判断するために遠くにある次のセクションに視線を送ります。そして開ける。これが②空間認識能力です。
 ライダーはこのStep2と3を繰り返ししてゴールに辿りつきます。まず、今走っている直近のセクションに対して視線を送って、抜けるときは次の遠くのセクションを見て把握して、また視線を戻して直近のセクションを攻略する。そうです、そもそもライダーが走るという行為を行うときは、次のセクションを認識するために視線を送って、今攻めている場所に視線を戻すという作業をエンドレスで繰り返しているのです。
 それでは、ライダーはどの程度先を見ることが出来て、どの程度近くを見ているのでしょうか?自分が経験と計算から割り出した距離は、次のセクションとしてイメージを頭に残せる範囲がは10~20m程度、ヒョイっと凸凹を避けることができる、判断の最終距離は1~2mとなりました。ここでようやく視力の話に戻ります。
なぜ1.5や2.0の強制視力が必要なのか?
 それは、ライダーが走行するロジックが先を見て近くを見て判断するという繰り返しの作業であるため、その視点を切り替えるスピードを速くする必要があり、切り替えには視力が効果的となるからです。近視や乱視でボケていると、1m~15mに対し視点を移すときにラグタイムが生じます。やってみて下さい。確実に遅いです。ボケているものを認識するより、エッジがシャープなものを認識するほうが、速く視点を動かせます。
 では視点の切り替えは、どの程度のスピード・時間なのでしようか?1m先にCの文字、15m先にAの文字を置いて、眼球運動だけで追うと、正確には測れていませんが確実にコンマ何秒かは掛かっています。そうです。ジムカーナのような多くのセクションで組み立てられているコースレイアウトであれば、その個数分コンマ何秒も掛けてコース分析に時間を掛けているのです。もしコンマ0.05秒でも速ければ100回しているとしても5秒も速く走れます。すげぇ。
まとめると
 自分のように「視力が衰えてるので老眼ですね。」とか言われた人は顕著ですが、普通の人だって、その効果は絶大であると推測されます。そうそう始めに話したけど、ダートトラックレースで勝ち続けたときに、強制視力を1.5(実際は2.0も見えた)まで上げたことは、きっと勝てた理由の1つであり、効果として実際にあったのだと確信しています。
 ぜひ、速く走りたいスプリント系のライダーは普段使いの眼がねより、度を上げた眼鏡を作って見て試して下さい。効果はあると思いますよ。そして最近タイムが落ちたなぁとか、反応が鈍くなったとか思っている、Over35のみなさん。ぜひ仕事はOA眼がねで眼を休めて、週末はギンギンの眼で攻めて見てください。めちゃ効果が分かりますよ。
 そうそう特にダートコースはジムカーナより半端なく岩や起伏を判断するので効果を体感・実感できます。もしこの強制視力の話がうそだぁと思う人はダートを走って見て下さい。スムーズにワダチを避けてラインを作ることが実感できると思います。自分もダウンヒルのときは大いに役立っていますから。
 長くて拙い文章ですが、最後まで読んでくれてありがとう。途中で読み飛ばした人、もう一度読んで見てね。そしてライダーのみなさん、ちょっとでも信じることができた人は、眼がねって最近安いのでやってみてね。
おしまい。
ふぅ・・・。就寝。

参考資料
◎視力とは/2種類の動体視力
http://www.mizuno.co.jp/card/report/no017/no17.html
◎状況を把握するために/ビジュアルトレーニング
http://www.mizuno.co.jp/card/report/no017/no17_2.html
◎具体的な方法
http://www.mizuno.co.jp/card/report/no017/no17_3.html