チェーンの調整

P1010255.jpg
 んーっ。チェーンの張りさえも調整してない自分のマシン。CBR600RR’07もかわいそう。そんなことで早く走るとか言っている場合ではないと思う今日この頃。その前にチェーンの調整についての悲喜交々(ひきこもごも)。
 いろいろと考えた挙句に、もう少しだけショートな走りのスタイルにしたいと思ってスプロケが欲しいと思い、パーツ屋さんをウロウロ。530で良いならカラフルなチェーンもあるし、リアのスプロケもいろいろメーカー選べて楽しいかも。なんて思って物色。そこで、ふとチェーンに対する自分のセットアップのいろいろを思い出す。
 まずはジムカーナに対するチェーンのサイズ。ふつうなら、スプロケとチェーンを換えるならせっかくなので、レーシングチェーン入れてフリクションロスをなくして、ダウンコーンバートしてサイズを落としてって考えると思いますが、自分は過去の経験より、今回はあえてチェーンサイズは変えずに太いサイズを使用する。理由は一つ。スタートするときのフリクションロスはかなり大きくて、細いチェーンはアクセル開けるとかなり進むけど、太いチェーンは進まないってのが体感できます。でも、太いチェーンにも良い効果があって、アクセルのオンとオフを柔らげてくれる。そうです。今回はあえてCBR600RR’07にはドン付きを抑えるために、太いチェーンを使用したいと思います。
 そしてチェーンの調整ですが、これが大事。どのように調整するのか?正解は分からないのですが、サスの挙動を妨げない効果的な調整方法を一つ。まずチェーンを調整するときは、1G’の状態(すなわちライダーがまたがった状態)で調整する。またそのときチェーンが張り過ぎないようにする。張り過ぎないとは、良く言う1cmも遊びがあるのもNG、しかしキツキツなのもNG。そーですね。5mmくらいの余裕とでも言いましょうか。普通、バイク屋さんに行くと1Gで1~1.5cm程度に調整します。(人が乗らずにバイクを立てたときの状態)しかし、これは間違いだと思います。なぜかと言うと、後者の調整ではライダーが乗ったとき、すなわち1G’にしたときにチェーンがパツパツに張ってしまう。このパツパツがなぜ悪いのかと言うと、テンション掛けすぎて伸びちゃうとかできなく、サスが動かなくなってしまう、正確にいうと入らなくなってしまうからです。せっかくプリロードで1G’からストロークがあるように調整しているのに、チェーンがパツパツだとサスが素直に縮むことができなくなってしまうのです。前者の調整をすると、1Gではチェーンが緩んでいるように見えて、街のバイク屋さんに行くと「緩んでいるよ」と指摘を受けること、しばしばありますが・・・。
 このように調整すると、アクセルを開けてリアを縮めたときに、ちゃんとリアサスがリニアに動いているのを体感できます。とくにチェーンが緩いからといって、アクセルの開け初めにチェーンが張るまでのタイムラグがありそうですが、いっさいないと思います。感じないと思います。ということで、チェーンの張り方を適当にしていた人、ぜひお試しあれ。
 そうそう、この考え方と似ているものを一つ。フロントのブレーキホースの選定。フロントのブレーキホースを帰るとき、フロントの0G(フロントを持ち上げてフォークを完全に伸ばした状態)で、ホース長は余裕を持っていますか?良くあることですが、量販店とかでメッシュホースを選定すると1Gで合わせてあって、0Gにするとカツカツでフロントフォークの伸びきりまで十分にストロークができずに邪魔をしていたなんてことも、多々あります。ぜひ、これも確認してみて下さいね。
 ということで、つれづれなるままに。


ダウンヒル用バイクのメンテナンス

P1010317.jpg
 ということで、さっそく富士見パノラマから帰ってき次の日にMTBのショップへ行って参りました。愛車Cannondale GEMINI DHはかれこれ3年目となりますが、メンテナンスはけっこう適当で、なんとなくボロになったら交換やメンテナンスみたいな感じでしたが、富士見パノラマを何十本も下っても、小さい故障もなく無事走って参りました。しかし、とうとう日頃のメンテナンス不足が発覚って感じです。まさかキャリパーが逝ってしまって走れなくなるとは・・・。
 ということでx1、固着したキャリパーのOHと共に、今シーズンはノーメンテで走れるように(懲りてない人・・・。)気になるところを直してしまおうと思います。しかし、この自転車遊びというのも、エンジンが付いているバイクと同じだけのコストが必要なもので、お高いです。もし、このDHバイクを乗らなかったら、もう一台オートバイを養えるかもしれません。たぶん、自転車が趣味な人にCannondaleでダウンヒルして遊んでます。というとお金持ち~って言われそう。私もそー思う。でも、ぜんぜんそんなことないんですけど・・・。ビールもタバコも飲まず、会社には水筒にコーヒー持ってでかけ、日々お小遣いを貯めて、楽しんでいるんですから・・・。
 ということでx2、本題に戻ってCBR600RR’07のスプロケ交換をしたい気持ちを、ぐっとこらえて、今回のメニューは、不安部分を全部リカバー。まずはダンパーの調整部分からフォークオイルがもれていたフロントフォークのワッシャーを全て交換するOHをします。もちろんフォークオイルも交換になり、軽やかになる予定です。そして、前後キャリパーのOH。キャリパーはピストンを交換すると言ってました。そして、ちょっと音が鳴っていたリアディレイラーの調整、あとはスポークの張りのチェック。そうそうリアスイングアーム周りのグリスアップもしてくれるって言ってた。
 ということでx3、見積もりでは締めて28000円とのこと。そーですねぇ、自分で行えば10000~15000円程度は削減できるかもしれないのですが、まぁ良いでしょう。今まではショップとはある意味自分だけが美味しいように、勝つ為に全てのコストを純粋なパーツ代に費やして工賃は落とさずに生きてきましたが、これからは巡り巡って自分に帰ってくることを期待して、業界を支えているショップにもお金を落として行くことにしましょう。最近、思うのですが、景気や経済と同じで循環をよくすれば業界も盛り上がって、その盛り上がりの恩恵は個々のユーザーに帰る。エコもリサイクルも何もしない自分ですが、こんなちっぽけなことでも、もし良い流れになるならということで。
 ということでx4、今年は体力と共に更に楽しいダウンヒルライフが送れそうなので修理から上がってくる愛車が楽しみです。早く走りたいなぁと。そうそう、マシンが治って来るまでに自分の体も鍛えよう。オートバイのジムカーナとは違って足腰鍛えるほうが100万円のパーツより効果大きいと気がついた今日この頃。