やっぱり空気圧の初期値F2.5R2.7は高いよ~

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さて先週から問題となっている60km/h以上のペースだと曲がらない問題ですが、HESD(Honda Electronic Steering Damper)電子制御ステアリングダンパーの駆動をカットする前に試したいことがありました。それはタイヤの空気圧です。低速のときは生まれ持っている旋回性でタイヤの面圧による操舵角など関係ないところで、クルクルと曲がってくれるCBR600RR’07なのですが、それ以上の旋回性を求めるとタイヤの空気圧の高さが旋回をスポイルしているきがしてなりません。とてつもなくおばかさんですが、現在完全初期値状態で走っています。サスの設定からタイヤの空気圧もしかり・・・。ということで、今回はタイヤの空気圧をFとRとも2.0に調整して走ってきました。
 場所は先週から散策してる山々の中にあるワインディングです。最高速ぬあわkm/h程度から、40km/hまでのヘアピンまで幅広い構成で組み立ててあるところ。ココのいいところは誰も走っていないけど、路面はそこそこ綺麗。なぜ、こんな良い場所があるのに、バリバリマシンのような高校生は走っていないのか?疑問ですが(笑)もしかしたらRT何がしという人達は愛知県では絶滅したのかもしれません。
 ということで全開と全閉を繰り返してワインディングを散歩してきました。やっぱり!曲がりますよ。空気圧が一つの原因だったと思います。あまりにも空気圧が高すぎて、面圧を掛けても変形せず、フロントの巻き込みが少なかったのだと思われます。ということで本日は楽しんでワインディングを2週もしてしまいました。
 いやぁいいところ発見しました。そして帰りに気が付いたのですが、有料道路を通れば30分程度で到着できる場所だということも分かりました。これからドライでジムカーナの練習が無い日はワインディング遊びに興じようと思います。そろそろ皮パンツが散歩でも必要となってきました。速度レンジ的にコケるとただではすまされない今日この頃です。いやぁタイヤの空気圧って大切ですね(笑)当たり前すぎて恥ずかしい・・・。
 そうそうCBR600RR’07-08の記事を書いているプロライダー達は空気圧はデフォルトで走っていないと思う。だって曲がらないもん。アンダーでまくりだし。もしそれでも走れる人は本当のテクニシャンだね~。


ライダーの為の特許検索のススメ

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 話は昨日から興味の中心はCBR600RR’07-08の売り文句に電子制御ステアリングダンパー「HESD:Honda Electronic Steering Damper」。今回は視点を変えて特許から電子制御ステアリングダンパーについての理解を深めて見たいと思います。まずは、IPDL 特許電子図書館という特許庁が運営している無料の特許検索データベースに進みます。
IPDL 特許電子図書館
http://www.ipdl.inpit.go.jp/homepg.ipdl
 この特許電子図書館は、明治以来の特許公報等の工業所有権情報とその検索サービスをインターネットを通じて、無料で提供しているところ。仕事で調査するとつまらない検索エンジンなのですが、趣味で使うとあら不思議、結構楽しいのです。例えば「広報テキスト検索」のページにいって、要約「トップブリッジ」と要約「ステアリングダンパ」と出願人「本田」で絞り込むと、10件ヒットします。
それらをパラパラと見ていると、ヒットしました。おおっ!これが我がバイクのパーツの基本となる特許です。
「特許2005-82038 発明の名称 車両用ステアリングダンパ手段」
 そうこれがHESDの特許です。最初はCBR100RRで採用されて出願されたのでバイクの形はみるからにCBR1000RRが使われていますね。何年式でしょうか?面白いですね。でも内容を読むと、その内容はイマイチで高精度なパーツを使用しなくとも、高性能なバイク用のステアリングダンパーを作れるという内容で、私が求めている電気的な制御の推測資料には何にもなりません。ライディングにはなんの役にも立ちませんでした(笑)
 でも、CBR600RRの為に開発された技術はどれだろう?とかステアリングダンパーの歴史はどーなっているのだろう?とか、いろいろと楽しめます。ぜひ、暇なときには特許検索遊びやってみてください。けっこう暇を潰せます(笑)そうそう特許にはタイムマシンの作り方とかもあるので、ぜひ検索に挑戦してみてくださいね。
ということで明日は、路面がドライになっていたら、またワインディングへ散歩しに行ってまいります。
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