グルーピングすると速く走れる気がするから好き その4


[92] グルーピングすると速く走れる気がするから好き その4 :2001-06-14 (Thu)


A図




じゃあどうやっていれるの?という問いに対して科学的に証明しよう。まず上の図を見てくれ。この図はタイヤのブロックがスライド時にどのように路面に対して向かっていくかということを示しています。まず左側の3個のブロックは直進をするときの図。説明する前に確認をすると、直進するときに一番面圧のかかるのはCENTERトレッド部。またスライドワーク時に一番面圧がかかるのはSIDEトレッド部だよね。ここまでは良いかい?右のブロックはスライドして45°のときに路面に対してどのように働いているかを示します。またエッジってことを考えてみると、路面を一番蹴ってくれるのは進行方向に垂直→に入れたときに一番効果あるよね。例えば↑の方向にいれたらただの溝になっちゃうじゃん。そこまでを理解してくれたら図を説明しよう。


このグルーピングパターンは直進時に一番面圧がかかるブロックに一番効率の良い垂直エッジを入れている。そう一番効率の良い方法なんだ。でもSIDE部は45°に入れているのでダメじゃんって言いたい?そんなことはナッシング。実はSIDE部はスライドワークをしたときに効率の良い垂直エッジとして機能するようにいれているんだ。そうすることで直進はどんどん進むし、スライドワーク中は安定感がましていくというようになる。実際K180というタイヤの形状を見てみるともともとそういう思想のもとに黄色い線の部分がちゃんと進行方向に対して垂直になって一番効率の良い垂直エッジとして機能するように入れているんだ。(ここの部分は推測です。ウソかも。メーカーに聞いてみてね。)すごいでしょう。多分こういう理論の元にできているタイヤなんだよ。で頭のいい人なら分かったでしょ。実はこの入れ方は失敗なんだ。それは図のようにスライドするじゃん。でも図の位置みたいに45°付近に良くとエッジは進行方向に垂直になってしまい走行ラインが外側に膨らんでいってしまったときに溝はそりの役目をしてコントロールを失うとスリップダウンしやすいと・u毆)いう現象がおこってしまうんだ。(いや、おこってしまうかもしれない。そーかもしれない。推測でんねん。)でも45°まで行ったときにはそれ以上はスライド角度を増やさないように働いてくれるということも考えられる。えいやぁって流れたときにスライドしていくとちゃんとスライドスピードが収縮してくれるなんてなんてすてきなんでしょうね。タイヤってこうやってエッジと面圧がどのバンク角でどういう状態のときに使われるかを分析すれば、理解できるものなんだね。




グルーピングすると速く走れる気がするから好き その3


[91] グルーピングすると速く走れる気がするから好き その3 :2001-06-14 (Thr)


総合すると結局、面圧とエッジの効果を最大に生かすグルーピング方法が必要だということだね。そんなのは分かってるぜぇ。はぁはぁ。ワープロし過ぎで肩がコルこる。で、大きく見ても走るコースによって相性は違うでしょうし、そのときの走る路面状況によっても変化するよね。でもそんなことできん!会場でカットするなんて大変だしかつ金もない。ということで桶川サイクルボールだったらだいたいこんなとこで良いじゃんという方法を見つけるべく研究して解析するというのが本プロジェクト(いつから始まった?)の使命である。(そんな大きなものでもない。)溝の切り角度の研究へと続く