スケルトンリフォーム一覧

雨の音が聞こえない我が家

リフォームをした時に決めていたことは、内窓を入れること。数ある入れた理由の一つは騒音の削減。我が家は話したと思うけれど、名古屋高速の近くに建っていて西の窓から覗くと高速道路が見えます。騒音も大きくて自動車の走る音が結構聞こえます。でも気にしないで普通に寝れていたので人間って環境適応能力があるんだなぁなんて感心するほどでした。

計画は遡り当時2011年に始まる。要約すると

内窓設置検討の巻 1

引っ越してうるさすぎるので、音量計を購入して測ると騒音レベルは静かなときが36dBに対して、うるさいときは46dB程度であることが分かりました。暮らすのには困るほどではないけれど、まーまーうるさいです。

内窓設置検討の巻 2 内窓設置検討の巻 3

さて音の質もスペクトルアナライザーで調べて見たら、我が家の騒音は100~1kHzが一番大きいと判明。音には質があるんですね。また私が求めている静かさは、あと10dB程度の減衰と判断できました。

内窓設置検討の巻 4

さて複層ガラスの入れ替えだけでなく複合的な対策だと10dBはたやすいのではないかと仮説。でもコンクリートの壁、GL工法でできた石膏ボードとの空間、いろいろと音が入り込む経路は未知数。結論やってみるしかないと思う。

結果、そのまま時は過ぎて2020年。

昨年リフォームをする時に実践して見ました。8年経つと音量計はAppleWatchにも搭載されている時代に突入。機材は捨てちゃって持ってないけど、簡単に効果を定量的に見ること気ができました。

自分の呟きより抜粋

測ってみると。新居3週間♪( ´θ`)後に 体感したことそれは防音!我が家は名古屋高速が窓から見える立地でまーまーな騒音。今は聞こえない!断熱材と複層ガラスの内窓は暖かさだけでなく防音効果があり!車が走ってる事が分からない!計測すると約10dBすなわち1/3、静かさも設計次第という結論。嬉しい

狙い通りです。2011年の時にはかった46dBに対して、測定が36dBと-10dBですよ。素晴らしい限りです。耳を澄ませば外の音が聞こえるくらい。

今回の防音対策とは

  • 今までのサッシ窓はそのまま使用
  • 内窓は窓枠は樹脂タイプLow-E複層ガラスを入れる
  • 室内空間が減るけどサッシと内窓には空気層をちゃんと入れる
  • 壁と石膏ボード間は、木枠で空気層を介して断熱材を搭隙間なく入れる

こうすることで-10dBを実現。おそらく内窓の性能と合わせて壁に断熱材を入れて音の通り道をカットという教科書的な方法だけど、それがセオリー通の効果を生んだと思われます。

デメリットは静か過ぎて世界が繋がっていない感じ

ちょっとやり過ぎたかもしれないです。雨の音や風の音が聞こえないんです。車の騒音って嫌だなぁと思うけれど、雨音など自然の音って大切だったんだと気がついたんですよ。

しとしととかザーザーって音って大切だな。今日は雨だから走れないなぁなんて思う瞬間に、窓を覗いて路面を確認して、黒く雨に染められたアスファルトを見る時、雨の音がしないって、何か足りないものがある。生活のシーンって音と色の二つが揃っているって大切なんだとわかりました。

ないものねだりですが、高速道路の反対川には音の通り道を作っておけば良かったかもしれないです。ほら、車のエンジンルームから座席には音の通り道を作ってエンジン音をわざと運転席に漏らすことでドライビングの臨場感を出すあの演出です。おそらく昔の木造住宅って雨音が室内に入り込む、これって音のチューニングなのかもしれないですね。

今回使用したのはインプラス/LIXIL

今ある窓に“プラス”するだけ。
インプラスであっという間の快適生活。

https://www.lixil.co.jp/lineup/window/inplus/


リノベーションの道【10】次世代住宅ポイント

次世代住宅ポイント

今回リフォームをした時に2019年10月から消費税が10%となったので、国土交通省が用意してくれた仕組みでポイントを申請。取得できたポイントは395,000ポイントです。消費税2%アップしたということは、今回いただいたポイント換算すると1,975万円の購入したときの差額に相当します。まーまーお得ということでしょうか。

次世代住宅ポイント制度は、2019年10月の消費税率引上げに備え、良質な住宅ストックの形成に資する住宅投資の喚起を通じて、消費者の需要を喚起し、消費税率引上げ前後の需要変動の平準化を図ることを目的とし、税率10%で一定の性能を有する住宅の新築やリフォームに対して、様々な商品と交換できるポイントを発行する制度です。

https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000170.html

今回、ポイントで交換した家電

3つ星 ビストロ NE-BS1600-W

158,000 PT

VIERA TH-32ES500-S

80,000PT

EOT-012-WPG

5,000PT

VIERA TH-24ES500-W

70,000 PT

VIERA TH-32ES500-S

80,000PT

合計ポイント

393,000PT

市場価格との差が大きい

例えばAmazon.comの最安値で比較すると

この記事を書いているときの価格では269,477円でした。差額が大きすぎますね。市場価格との差が少ないものも選べますが、それでは好きなものが使えないので本末転倒。消費税差額として換算すると1,347万円相当と目減りしますが、うーん、それでもまーまーな還元率ということで良かったです。消費税を補填してもらえたので満足です。

まとめ

今回、消費税が上がっても次世代住宅ポイントで補填。ちゃんと相殺できたのでタイミングで損したとかにならなかったので良かったです。ただこの仕組みは6月で交換が終わるというので、これからお家を買う人やリフォームする人はちょっと残念ですね。