内窓設置検討の巻 1

音量計.jpg

 引越しも済んで、今はダンボールから物を出しては整理する日々。リビングと和室には「原則として家具は置かない」を徹底しようと思って、雑貨類や書籍などを収納部屋に片付けているのですが、これがとても困難。リビングって、実は一番大きな空間で、この場所にサイドボードや本棚などを置くといろいろなものが収納できて、実は相当数の容量であることが、前述の何も置かないを実践していると実感します。
 話変わって、我が家の立地は利便性重視。バス停まで30秒、国道側。そう、若干騒音が室内で聞こえます。まぁ、それは分かっていたことだったのですが、場所と利便性の追求が優先したのでしかたがないとはいうものの以前済んでいた部屋は一区画奥にあったので、自動車の騒音は、まったくというほど聞こえなかったので、イマイチな音の環境なのですよ。
 実際に騒音を簡易的な音量計で測定してみると、騒音レベルは静かなときが36dBAに対して、うるさいときは46dBA程度であることが分かりました。ここで、ひとつ分かったこと。結構、音って計るのが難しい。もともと音の周波数は低音から20Hzから20kHzまでブロードにバンドが広がっているのに、音量計のスペックは大抵、測定範囲は30dBからで、測定周波数帯は31.5Hz~8.5KHz、また周波数特性もA特性/C特性と補正されています。ある一部分の周波数しか拾っていない。
 スペクトルアナライザーで周波数特性を拾うと結構フラットに広がっているので音を31.5Hzで測定するって、ある一部分のエネルギーしか拾っていないんですね。でもFFT掛ける前は音は合成されていたはずであるから、ある意味定量的な測定とも言えるかも・・・などと独り言は置いといて。と前置きは長くなったけど、結局、音量計の値は絶対的というよりは相対的な目安ということになります。今回の測定結果から分かるのは目標は私の持っている音量計で36dBAが自分が求めている静かと感じる音量であり、現在の目標は-10dBということとなります。
 そして、もう一つ分かったこと。実はTVや話し声ってのは、とてもうるさい。私の音量計では56~65dBもある。冷静に考えると騒音の中でもTVは見れるし、話しも十分にできるので当たり前ですね。音楽は心地よいのに、騒音は邪魔であるということから考えると、人って音を聞き分けることができるってことなんですねぇ。騒音対策の難しさは、ただの数値的なエネルギーを減らすということはもとより、苦手な音、騒がしい音を消すということなのですねぇ。
 そうそう、今回リビングに何も置かないというコンセプト。実はコレは騒音対策にとって不利なんですねぇ。音は室内の壁で反射して、物があると吸収して減衰する。実は音を吸収してくれる緩衝材的なものが、いっぱいあると少しは音が減衰する。リビングに物を置かないだけでTVのボリュームが2ポイント小さくても良いくらいです。
続く