ということで長くなりましたが
60~100km/hで7000~10000rpmで走ることができる設定
を算出すると結論、フロント-2丁、リア+6丁が必要となります。
フロントが14丁でリアが46丁は
1次減速比 2.111
2次減速比 3.286
街乗りの実用域では6速にしても64km/hで4500rpmも
回さないといけないので、とても走るのが疲れますが
ほらね、峠での走りに必要な2速で7000rpmが60kmとなりました。
私の走行パターンに限りなくぴったりでベストですね。
でも、これは・・・。
二輪ジムカーナ車両のスプロケ比に相当します。
私自身の二輪ジムカーナでショートに振って走っていたときの経験からいうと
実はデメリットが相当あります。
開けたときのパワーと速度域は申し分ないのですが
例えば閉めるときに、めちゃめちゃエンジンブレーキが効いてしまいます。
エンブレ対策なくしては、減速がとても困難になりトータル遅くなる(笑)
もちろん昔やっていたようにキャブ今はインジェクションのセッティング
フライホイールの設定、排気とエンジンブレーキなど
いろいろと作りこめば楽しいマシンにもなります。
でも今は無理、そこまで作る投資もしたくないですし
なによりピンポイント過ぎて疲れるマシンになってしまう。
ということで、今回は先述のリア6丁程度にしたいと思います。
それでも、やりすぎ感はあるのですが(笑)
まずは試して見ることにしましょう。
p.s.
最後に、この詰め方はダートトラックレースで走っていたときに学びました。
エンジンのフィーリングと最大トルクをベースにして
タイムが一番でる二次減速比の抽出をする
突き詰めていくと時計が縮んで
ほぼ全てのレースでタイムトライアル予選一位となれました。
ダートトラックでは、空転するときと路面に噛むときがあるので
回転数の狙い方がとても難しい。
でもタイムをキチンと整理すると、間違いなく時計がでます。
まぁ、すごく当たり前のことなんですけど
ちゃんとノートに計算してサーキットでタイムアタックをするのと
感覚で適当にスプロケ変えるのでは大きな違いが出るということですね。
みなさんはスプロケって、どのようなロジックで交換していますか?
ふと思いを馳せる今日この頃(笑)
「ジムカーナ」一覧
スプロケの選定方法 3
数値で見ることでエンジンのモリモリ感が味わえる
7000~10000rpmが私の走行パターンの60~100km/hで走るには
ギア比的に合っていないということが分かった。
以前日記に書いたように、もう少しショートにした方が良いという感覚は
ハードウェアの設定からも正しい感覚であったのである。
では次にスプロケットを変更して、スピードを出さなくても
楽しいエンジンのモリモリ感を楽しめるのか?という部分を解析しましょう。
まずはリアのスプロケを+6丁して算出してみた。
1次減速比 2.111
2次減速比 2.875
2次減速比 = リア46丁数/フロント丁数16である。
この6丁設定、
まずは街乗りの常用域65km/hで走るときに
気持ちよく走れるギリギリの6速で4000rpmとなる丁数です。
60km/hで3704rpmとなり、ギリギリ許せる範囲かと思います。
でも、まだまだですね。
7000rpmで走ると2速で69km/hもでてしまう。
ただし、この設定かなりイイ
ノーマルでは2速から3速しか使えなかったのに
峠の常用範囲の100km/hが2速から5速までチョイスできます。
薄緑のコマが全ギアポジションに広がっている
これは使える範囲が広がるということですからね。
ということで次は街乗りを度外視することになりますが
>60~100km/hで7000~10000rpmで走ることができる設定
を突き詰めてみます。
続く