これから、やらなければならない洗車とメンテの膨大な時間に絶句。まさに、楽しいツーリングの夢の後。現実に戻って見ると、晴天なのに雨に降られてCBR600RR’07はドロドロです。ありとあらゆるところに砂と砂利と水垢が見えてます。でるのは、ため息ばかり。カウルの裏からスイングアームの裏から付け根まで、ありとあらゆるところを綺麗にして置かないと気がすまないのです。スナップは、そんな気持ちを駐車場の屋根を借りてブルーな気持ちを表現してみました。CBR600RR’07のある生活、日本で暮らす限り、この気持ちはずーと味わい続けるのでしょうね。
磨いているとストレスが解消されるのも事実ですが、今は家族もいて朝から晩まで磨いていることができないので、磨き足りないストレスもあったりして。人の心とは難しいものです。そんな中、今日は房早起きして、まずは泥と砂を洗い落とす。本当は水無し洗車がモットーですが、ここまで汚れていると仕方がありません。水をスポンジに含ませて、砂を流し落とします。そんなことをしていると、かつて私がレース活動でであった二人を思い出しました。彼らは魅力あるライディングもさることなかせら、そのマシンに対する情熱は私の知る限り最高の二人です。
一人はブロスP1に乗っていたY君。彼は、いつもマシンはピカピカ。ただピカピカだけではありません。チェーン、ブレーキのメンテはもちろん、完璧という仕上がり。当時、それほどトルクレンチが安価でなかったときに、持ち歩いていましたからね。一番驚いたのはホイールの凹部分や刻印の汚れが溜まりそうな所まで、ピカピカです。彼に聞くと、整備するときは、めん棒や細い布切れなども使って磨き上げているそうです。
聞くとそんなのあたりまえだと・・・。それもそのはず、もともとは飛行機の整備士だったそうです。納得です。私はライディングではなく、彼にマシンの整備の度合いで負けたくないとの一心でホイール、サス、スプロケ、ステップ、ハンドル、全て外して洗浄する勢いで磨き上げるという癖が付きました。一時は塗装やアルマイトがなくなるまで磨いていました(笑)今思えば、彼がいるからこそ、今のキレイなマシンメイクがあると言えます。私のバイクライフを形成する上で影響があった一人です。
もう一人は衝撃的なメンテ方法をしていたSさん。彼はなんと目薬にチェーンオイルを入れて一コマ一コマ差していました。その光景を見たときは目が2cmほど飛びでましたね。すっすごい。そのアイデアとそこまでして性能を維持しようとする姿勢に感激。目から鱗。そこまでする姿勢を学びました。でも、さすがに、それは真似しなかったのですけれど(笑)よくよく聞くと、彼は国内有名メーカのラリーのクルーだったそうです。
なーんて、昔のことを思い出しながら、今日は泥と砂を流して拭いて終了。タイムアップ。次回は一つ一つカウルとパーツを外しての洗車に進めたいと思います。この調子だと、来週も再来週も朝は散歩ではなくて、メンテで終わっちゃいそーです。梅雨の前に、100%満足磨き仕上げにしたいと思います(笑)