2012年09月一覧

自作のマップを5パターン作る

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さて前回話したコンセプトでマップのバリエーションを作ってみた。
M127-00B_STD MAP B STD これがベース
M127-00Bx1R32 MAP B Super Rich 全体に補正を32%増量
M127-00Bx1R30 MAP B More Rich  全体に補正を30%増量
M127-00B-1 MAP B Light これはベースから全体的に-1減らすパターン
M127-00B-2 MAP B More Light 全体的に-2減らすパターン
シャンプーの銘柄みたいなネーミングだけれど、

ここで終わっていた下書きを今回公開。一時期、毎週、朝日を撮りに行っていた懐かしい思い出のスナップが綺麗なので。2020/03/25


WidebandCommander #11

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 まずはセッティングの方向性を変える。もともと公道走行やランダムコースのジムカーナで走ることを目的としているので、走行条件がランダムに変わる。バラつきのないAFR値を出せるようなPower Commanderのインジェクションを作るのは中止。狙うは自分のライディングスタイルにあったメリハリ。マシンが壊れない範囲で自分にあったトルク感を作り上げる。イメージ的には今流行のモードみたいな感覚。あの何個かあるモードをひとつ選ぶみたいな、それももっと自分の好みの味付けにすること。
ということでさっそく基本マップを作ってみた。
このマップは今までのAに対してBシリーズと名づけよう。

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 アクセル開度に対する回転数の付いてきかたを確認するとアクセル開度に対して直線的に回転数があがるのではなく、指数関数的に上昇する。信号で気持ちよくアクセルを開ける程度のスロットル開度コントロールに対する回転数の上昇記録して中心とする。そのシチュエーションが最もリッチとなるようにする。
 次にもっと緩やかに開ける場合を想定して、スロットル開度が小さいのに回転数が高いときは少し補正量を抑える。またもっとシャカリキに開ける場合、スロットルを開けるスピードが速いときは濃くなり過ぎるため、この場合もまた薄くする。そうするとこのようなマップになる。真ん中のラインが一番濃くて、両サイドは若干の補正とする。最後に高回転域も薄めにしておいた。理由はなんとなく。少し薄いほうがレスポンスが良い感じでがしたから、感覚との差異は追々データで確かめていく。
ちなみに前回判明していた、もともと濃すぎた部分はちゃんと薄くしてある。

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ピンクの枠が実用開度。赤い線が濃かったマップA、必要な開度に対してちゃんと補正値を下げてある。