暖かいお部屋作りに挑戦するために一番大切なのは窓というのは本当か?
今回の一番の目玉は、妻が暖かく過ごすことできるようにしっかりと断熱ができているお家を目指すこと。そのためには、外の冷たい温度を中に伝えないようにしなければなりません。その場合、支配的な要因は窓ガラスとサッシだ思われます。それはお部屋が外気に触れる材質の熱伝導率を考えるだけで明らか。
材料の熱伝導率を調べてみると
- コンクリート 1
- アルミ 236
- ガラス 0.55
- 木材 0.14
- 樹脂 0.2
- 石膏ボード 0.2
- 空気 0.02
同じ面積に同じ熱を伝えた場合、アルミは断トツに熱を伝えやすい。なんと236/0.55だとガラスの427倍である。壁に使われている石膏ボードより1180倍となる。
各パーツの面積を考慮してもアルミ窓枠が支配的な要因とわかる
窓枠 150cm*4cm*2+90cm*4cm*2=0.19m2 係数をかけると44.8
ガラス 150cm*90cm=1.35m2 係数をかけると0.74
石膏ボード 340cm*150cm=5.1m2 係数を掛けると1.02
例えば六畳の壁に窓が設置されていた場合、六畳の壁の一面の中で熱の影響の比率は、窓枠:ガラス:石膏ボード = 44.8(96.2%):0.74:1.02となるため、ほぼアルミの窓枠が熱に対する支配的な要因となる。例えば、アルミサッシのYKKのHPでも窓全体からお部屋に蓄積した暖かい熱が外に逃げる割合は52%と言っているし、やはり窓を制するものは暖かさを制すると言っても過言ではない。
対策の定番は、ガラスを二枚にして真ん中に空気を挟むこと
ガラスは0.2に対して空気は0.02、全然違うわけだよね。平たく言えば空気をいっぱい含んでいるダウンジャケットは暖かいということである。
窓枠の材質をアルミから樹脂にする
これが定番の解決方法、各窓メーカーは二重ガラスで樹脂を使った窓枠をラインナップしている。これを採用すれば良いのです。一番、グレードが高いものは全ての材質が樹脂、二番目は外側がアルミで、部屋の内側が樹脂というタイプ。我が家は、後者のタイプを選択しようと思います。
素晴らしい。雨風だけでなく熱が伝わらないように設計しているのである。これをメインに付けてみようと思います。楽しみです。
続く