自分が37歳で7年振りにジムカーナレースに復帰した2週間後、巷ではクルム伊達公子選手がテニスの国際女子オープンで11年半ぶりに現役に復帰して、その初大会でダブルスで優勝、シングルスで準優勝という結果を残したというニュースがどのチャンネルを回しても放映されている。くしくも彼女と私は同い年であり、いろいろな思いで青春を費やした世界に戻ることになる。
もちろん彼女は世界ランキングの経歴の持ち主で、所詮、草レースでトロフィーが山のようにあっても私とは比べるベースが違う。たぶん彼女のトロフィーは押入れにしまえないくらい、もっていることでしょう。そんなことは、どーでも良いし比べても意味がないのだけれど・・・。でも、その好きな競技への思い入れは同じ大きさと思いたい。
彼女が復帰した理由の一つには「日本の選手たちに刺激を与え、テニス界を活性化したい」という大きな目標があったという。yahooニュースが言っていました。確かに結果から見ると、負けた選手はいろいろと学べたみたいだし、テニスという言葉が、いつもの何倍もの数でニュースにながれているのだから、目標も順調に実現しているのかもしれません。
という自分も、恥ずかしいことですが、目標の一つには「大会にエントリーしなくなった選手達に、速さで勝負できなくても参加する楽しさ、自分のライディングを見つめる楽しさを伝えたい」なんて気持ちがあったりする。おおっ、遅いタイムでも、なんか楽しく走っている懐かしい選手がいるなぁ、なんてWebでググって見つけてもらえれば幸いかも。
自分と青春を共に走ったジムカーナ選手達の年齢は、30歳後半から40歳代になっている。バイクから離れている人もいるだろうし、ツーリングだけを楽しんでいるのかも知れない。でも、青春をジムカーナに費やした人達だから分かると思うけれど、こまごましたジムカーナコースを全力で走るということは、コースのちっぽけさに比べて、比較できないほど、大きな楽しみを得られることも知っている。ぜひ、もう一度走ってみて欲しい。遅くても良い。走るだけで十分に楽しめるのだから。
そうそう、写真のS選手は自分の17年来の同じチームの先輩なのですが、一度もツーリング、峠、ジムカーナ、バイクでの遊びで勝ったことがありません。一度は抜いてみたいものです。勝てる機会は若ければ若いほどあるはず、本気で・・・。なんて思ったり願ったり。でも、スローレースという言葉も貫きたかったり。気持ちは揺れつつ。
でも、自分の歳は写真のS選手が代表にされるようなOver40の先輩選手に比べると、まだまだ若輩。速さだけでなく、勝負をあきらめたら叱られそうですね(笑)もし今から彼の歳まで本気で詰めれば…。なんて妄想したり。たぶん先輩達は「MCには負けねぇ!」って笑い飛ばされちゃうだろうねぇ(笑)