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138タワーパークとアスレチックス

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 我々70年生まれの世代は、ロープや大木をよじ登る感覚が忘れられない、必ずといって良いほど遊んだことがある木材で作られたアスレチックたち。最近見かけないよね?
 子育てついでに一緒に遊びたいなと思ってネットで探してみると、昔のような有料施設みたいなものは大規模なものはないということが分かった。特に巨大迷路はかなり絶滅の危機にあるらしい。もう少し探してみるとアスレチックは、公園に併設されている形で、いくつかあることがわかる。そんなことで、今回は近所の国営木曽三国公園に出かけてみた。
 さっそくいってみると簡単なものだけど、最近の公園みたいに樹脂でできたものの他にも、ちゃんと木でできたものが何個かあり、ちゃんと手入れされていた。公園も広くてきれいに整備された自然が残っていて良い環境であった。次男と子供サイズの潜り廊下を抜けて、揺れる床を抜けて頂上に行き、滑り台でおりた。子供時代より窮屈な体験だったけど、ちょっぴりだけど満足。普段はしないような格好と姿勢がなかなかストレス発散になる(笑)
 子育てがてら、こんな施設に行って遊ぶ機会が増えて思ったことがある。国営公園の大規模施設はやっぱりはずれないね。若いときや子供がいないときは、こんな寂れた施設なんでいるのかと思ったけれど、子育てして分かった。このくらいがちょうどい。落ち着いて安全に楽しめるということ、これは華やかとの対極にあると思う。
 箱物行政とか騒がれていた最近の報道、私も無駄だなぁと感じていたけれど、全国にある国定公園にいくと子育ての視点から見れば外れがなく本当に楽しめる。こんなにも広大でこんなにも自然ですばらしいものはない。一方、維持という面でみれば、無駄にすばらしいほど、利益がでないだろうなぁと思うのも事実。たぶん赤字でしょう。でもね、この無駄は無駄じゃない。金銭的な利益がなにも利益ではないのである。この子育てをする多くの人たちにとって遊び場を提供してくれて、育児で大変な大人も楽しめる環境を提供することは、まさにプライスレス。少子化を心配している政治家の方々、ぜひ、このような施設をなくさないで充実させて欲しい。私ならこのような国定公園みたいな施設を維持するために税金を払いたいと思う。ということで、国営、国定、公園めぐりをしてみようかなぁ。きっと楽しいはずである。