息子達を連れて、いつもの公園にお出かけ。なんと、今日は長男の初めてのバイクデビューの日。さて、うまく運転ができるのでしょうか?マシンのメーカーはトイザラス?07モデルのなんちゃってハーレートライクです。
先日、部屋に飾ってある自分のレース写真を見せながら、息子に「これがパパのバイクで、パパが運転しているんだよ。」って繰り返し言って聞かせたら、「僕もバイク乗る~」って話してきました。「本当に?」と聞くと息子は「うん。」と。
話は昨年にさかのぼる。彼が一歳六ヶ月の頃、トイザラスにならんでいるバイクを見て、自分が欲しくて衝動買いして与えたトライク型のハーレー。でも、そのときの小さすぎた彼の目には、アクセルを開けることができずに、ただ重たいだけの、つまらないオモチャに映ったらしくて物置に眠る。今ようやく、彼も先月3歳となり、興味がでてきたみたいです。
さっそくハイエースに積んで、公園にお出かけです。この公園は舗装路と芝生があって、子供達が自転車を練習したり、ローラーブレードをしたりすることが出来る場所。その一角を借りて、もしかしたら記念すべきレース活動の始まりです。
まずはハンドルに手を乗せるところから教えて、右足でアクセルを踏むことを教えました。やらせてみると、ゴン、ゴツ、ゴツ、ゴツっと中途半端にアクセルを開けるので、ギクシャクします。挙句の果てには、怖いから嫌って言い出す始末。
駄目かなぁ・・・とあきらめていたのですが、もう一度バイクに乗せてハンドルを持って一緒にグリップを握ってあげて手で押してあげると、一緒に走ると怖くないみたいで、楽しいと言い出しました。教えるコツを掴んだので、そんな感じで何回か押して公園を散歩しているうちに、バイクに対する恐怖感が、だんだんとなくなってきたみたいです。そのうち彼からアクセルを開けたいと言い出して、走れるようになりました。ギクシャク感も、もう怖くないみたい。
また一緒にハンドルを持って走ってあげながら、曲がりたいときはハンドルを引っ張るように教えると、少しずつ覚えていきます。子供って凄いですね。右と左が分からなくても、少しずつ感覚で覚えていくのです。こっちに来てというと、ハンドルを行きたい方向に切ることを、いつの間にか覚えています。あら不思議。
そんなことで今日の収穫は、ハンドルを握る。アクセルを開ける。曲がりたいときにはハンドルを切る。と一通り覚えました。成果は十分ですね。これから月一回は練習に誘って走らせて見たいと思います。しかし、このトライクはパワー不足ですね。バッテリーをもう少しパワーがある新品にしてみようかなぁと思うのでした。四歳までには補助輪なしのマシンに乗せたいものですね。何しろ、たっくんは5歳でポケバイチャンピオンですからねぇ・・・。
そうそう、パパのみなさん。始めの一歩の教えるコツは一緒に乗ってハンドル握って恐怖感をなくす。次は一緒にハンドル切ってあげて、ハンドルを操作すると行きたい方に進むことを覚えさせる。基本は一緒にやってあげることみたいですよ。教えるときの参考まで。
「子育て」一覧
たっくんとセナくんと成長と
友達から久しぶりに携帯のメールがきた。「セナくん、がんばっているよ。」自分が桶川サイクルボールに通い、ダートトラックを死に物狂いで走っていた頃、同じ時代に同じコースを走っていたキッズライダーは二人いる。一人は、たっくん。もう一人はセナくん。彼らは見るからに子供だったけれど、走りは玄人でした。自分が10数年以上も掛けて積上げてきたライディングセンスを、当時の彼らは、すでに体現。小さな体の彼らの走りを見て、ダートトラックでの、その体さばきの巧みさには感動を覚えたものです。そんな彼らが今も走っている?調べてみると・・・・。
まだまだ荒削りだったけど、この子達は、きっと草レースでなくて、国内最高峰のレースの頂点に立つのだろうと暖かい目で見ていました。いやいやウソです。あたたかい目というよりは、キッズ達に負けたくない一心で、抜かれないように必死でアクセルを開けてました(大人げない)。そのかいあってか記憶が確かなら一度も抜かれたことはありません。でも当時、彼らは80ccで自分は250cc。また2001年当時、たっくんは11歳、セナくんは7歳。そりゃ小学生には負けないはずですね(笑)
でもね、自分はかろうじて勝てましたが、当時の彼らは十分速くてノービスレベルの大人は歯が立たなかったんですよ。その証拠に、記憶が確かならば、自分はノービスからワイルドカードで2002年度の250ccジュニアエキスパートクラス年間チャンピオンとなる。たっくんはその3年前の1999年度250ccノービスクラス年間チャンピオンでした。たっくんは自分より3年先輩のチャンピオンですね。そしてセナくんは、確か…2002か3どちらかの年の100ccノービスクラス年間チャンピオンだったような気がします。
まぁ、そんなハンデ有りありの武勇伝でも、この歳になれば「パパは彼らに抜かれたことはないんだよ」なんて、言わせて頂いても良いかなと・・・。ちょっとした自慢なので「勝ってたぜ」なんてセリフも許して下さい。たっくん、セナくん。
それから歳月は早いもので、6年が過ぎようとしています。たっくんは18歳になり、セナくんは14歳になりました。改めて彼らのプロフィールを見ると分かるけれど、すごい経歴を歩んでいますね。
たっくんのプロフィール
http://www.takumi-dream.com/profile/profile.html
世界ロードレース選手権GP250クラス参戦 2007/9/23
2007年度 全日本ロードレース選手権 GP250クラス年間ランキング二位
セナくんのプロフィール
http://blogs.yahoo.co.jp/naomi_reb55/50195293.html
2007年筑波ロードレース選手権GP125クラスに参戦。
3位表彰台に立ち、年間シリーズチャンピオンを獲得。
がんばっているね。みんな。応援しているよ。
もっともっと、走ってトレーニングしてがんばってください。「青春の全てをバイクとレースに注いだけど自分は悔いはなかった。今でもバイクとレースを通して楽しい生活を送っている。ぜひ君達も、青春の全てを注いで見て欲しい。」って、もし自分が一言アドバイスできるなら、そう言いたいなと思う今日この頃。
一緒のコースでトレーニングしていた子供が、大人になって世界で戦っているのを見ると本当に嬉しい限りです。
そして最後に当時の写真を一枚、たぶん2003年頃の今は無き、桶川サイクルボールのダートトラックコースのパドックですね。懐かしい~。