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コンデジの半生

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 写真は二輪ジムカーナレースで使用しているシグナルスタート用の電球。ピッピッピッポーンという音と共に点灯、この電球達の前でレーサー達はドキドキしながらタイミングを合わせるために集中する。なぜか、レースを離れてもシグナルを見ると、無意識に体が反応する今日この頃。街中にある信号にもしかり(笑)
 今日はまたまた写真とは関係なく、今まで使用してきた通称コンデジ、いわゆるコンパクトデジカメを使用してきた半生を綴ります。
 スナップ写真を撮るのが大好きで、毎日カメラを携帯しています。携帯電話は持つのが面倒でも、デジカメだけは持って出かける毎日です。本来ならば一眼レフのような、レンズのクオリティも良く、使用目的に切り取るフレームの範囲を自由に変更できるのも楽しいのですが、毎日の生活で一緒に過ごすのは、やはりコンデジが最高です。
 コンパクトデジカメの魅力は、基本プアなレンズ性能と画角故に、物を自分の好みの位置と大きさに映し出すときには、被写体に対して自分があるいて近づいたり、離れたりと、アクティブに動かなければならないこと。その動くこと自体が活動的で楽しいって感じです。
DSC-F1.jpg 私が一番初めにデジカメを購入したのは1996年の冬ですね。バイクはNSR250R’93SEを乗っていた頃。ビックカメラの転倒に並んでいた、このサイバーショットを見て、ビビッときたって感じで、その場では買わなかったのですが、家に帰って悩んだ末にゲットしました。当時、デジカメはマニアな人向けカメラで、価格もなんと定価88,000円。当時、タイヤが2セット買える価格だったので、悩みに悩んだ挙句購入に踏み切った記憶があります。
 しかしこのDSC-F1は33万画素だったので、VGA(640×480)程度の大きさだと綺麗なのですが、印刷すると細かいところが潰れていたりして不向き。まさにHP(ホームページ)作成用マシンっていったところでした。
 このカメラの一番の良いところはレンズ部分が稼動すること、レンズ部分を上下や反転にすることで、自分撮りもできるし、アングルを自由自在に変更できます。このデジカメには、写真のアングルの大切さとすばらしさの基本を習いました。
 しかし、当時のデータは一切残っていません。まだパソコンがDOS/V機として出始めた頃で、データのバックアップにもお金が掛かる時代で、HDD(ハードディスク)クラッシュと共にさよならした涙な経験があります。そうですね。データのバックアップをきちんとするようになったのも、このDSC-F1のお陰です。
デジタルスチルカメラ『DSC-F1』のプレスリリースはこちら
IXY200_200.jpg それから3年が経ち、時は2000年、私はダートトラックにレースの活動を移しました。そのとき愛用したのが、200万画素に進化したIXY200です。画素は200万と少ないのですが、価格は72,000円とまだまだ高価でした。今までは内臓ROMでパソコンに読み出すといったデータ記録方式だったのですが、このIXYはCF(コンパクトフラッシュメモリ)でデータを記録できるようになり、一日に撮れる枚数が圧倒的に増えました。バッテリーを複数携帯して、年間10,000枚ほど撮りました。
 その頃は年間127日ダートトラックの練習とレースをしていたので、その合い間での撮影なのに毎日30枚撮る計算なので、いかにカメラが好きだったかがわかります。
 このデジカメは5年間と長い間愛用しました。このIXY200の良いところは、撮り手がカメラの画像処理エンジンを騙せることでした。いまどきのカメラは、どんなモードでも色のバランスを変えない限り、緑色の木を撮ったら緑に写りますが、このカメラは、まだまだ画像処理エンジンがプアで、ときどき青く写っていたり、黄色に写っていたりとミスショットを繰り返していました。でも、使い倒していくと、そのミスショットの条件が分かってきて、逆にいろいろな写真を撮るときに、そのミスショットをする条件に持ち込めばいろいろなことができることが分かり、まさに自由自在の画像処理。寵愛しました。そんな色に対する拘りを教えてくれたのが、このIXY200でした。
IXY200の製品概要はココココ
IXY500_500.jpg 時は流れて2004年。次に購入したのがIXY DIGITAL 500の超光沢ホワイト限定モデル。でもこのカメラはイマイチでした。搭載されている映像エンジン「DIGIC」が勝手に、500万画素と合い間って、なんでも普通に綺麗に写るのです。今まで多様していたイレギュラーだけど幻想的な色を取れなくなってしまい。結局はあまり使わずに眠る。あまりの詰まらなさに絶望して、そのときは50mmF1.8の一眼レフに浮気してしまいました。
IXY500の製品概要はココココ
fx30_720.jpg そして、これはパナソニックのFX-30です。このコンデジをゲットするまでは、50mm短焦点レンズでほそぼそと写真遊びをしてました。
 しかし撮りたい絵の為に、ひたすら撮り手が移動するというハードな仕様(笑)で、やはり自分が撮りたい写真はスナップだということが明確に分かったこともあり、FX-30を購入。実はこれも失敗でした。なんていうか・・・なんでもミスショットしないで綺麗なスナップは取れるけど・・・詰まらないんです。
 最近の画像処理エンジンの発達は実感しましたが、同時にフルオートコンデジの限界を感じました。昔のようにフルオートのコンデジを使い倒して、予想外の使い方をして楽しむなんていうことはできないのだなと・・・。結局、このFX-30は一年も使わずにヤフオクへ。しかし720万画素なのに市価20,000円以下で手に入るご時勢。カメラは安価になりましたねぇ。
FX-30の製品概要はココ
A590is_800.jpg そして今使っているPowerShot A590iSにたどりつきました。結局フルオートはあきらめてマニュアル機能付きをチョイス。価格も実勢価格16,000程度と安価。ようやく楽しいコンデジにたどり着きました。写真を撮ると歪むカメラのレンズも愛嬌。いや、すごいです。真面目なカメラでは絶対に取れないプアで解像度の無い写真が取れます(笑)そして、そのプアさとは間逆のDIGICIIIのすごさ。キャノンの一眼レフと同じ感覚で設定が可能です。ということで、今またまたコンデジがマイブームです。
A590isの概要はココ
 11月も半ばになって寒さも徐々に増すオフシーズン。暇に任せて、コンデジの半生を綴ってみました。携帯のときもそうでしたが、私の手を通り過ぎていった愛機達は、寵愛したものから、短命に終わったものまで、様々ですが、それぞれに思い出がが詰まっていて、並べると感慨深いです。明日も散歩スナップでもしようかなっと(笑)


大きな切符

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 このスナップは二輪ジムカーナレースの会場での一枚。各エントラントが集うパドックの風景です。普通のバイクが集まっている雑多な感じも、またそれも楽しいと思える今日この頃。今日の日記は、写真とは関係の無い仕事の話です。
 私のグループで新しい要素技術を構築しようと、必死こいて役員向けに作ったプレゼン用のパワーポイント約60ページなり。本日は役員の中でも一番のキーマンに対して、正式提案をする会議の前に事前説明会を開く。努力の甲斐あって最初に頂いたセリフは「私もそれを望んでいた、ぜひ進めて欲しい」との一言。その瞬間、心の中で
YESSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSSS!
 って叫びました。ALL OKで駄目だしなしってのは、そりゃぁ、久しぶりです。私の過去の実績とエンジニアとしての技術力に賛同してくれたというよりは、なぜか日々の仕事で、本人の意思とは関係なく勝手に磨かれてきたプレゼン能力の賜物かも(笑)
 それでいいのか?という疑問もありますが、とりあえず大きなテーマに参戦出来る訳で、乗り物にたとえれば、乗るための切符は取る事はできたという感じでしょうか。あとは、そのドンキホーテ的な課題を、どーやって真面目に乗り越えるのか?大きな壁に一歩一歩階段を作る、提案する仕事が待っています。まぁ、とりあえず、ゆっくりと悩むことに専念できそうです。
 まずは、私よりもっともっと経験も技術も知識もあるエンジニアの面々とバトルするときに負けないように、計画のディティールに必要な600ページほどの英語の文献を読もうかと・・・。
 えっ?英語の読み書きができるのかって?いえいえ、できません(笑)まぁ中学生程度の能力かと・・・。でも、そこは、もともと持ち合わせている根性と努力で乗り切ります(笑)
 レース活動のオフシーズン。私的には仕事にもターボが掛かってきました。このままタービンを回し続けたいと思います。