フロントのプリロードについて、自分の考えの根底となる動作のロジックを紐解いてから約2ヶ月、レースのRound2で忙しかったり、回転が思うようにできなくなったり、常夏がやってきてセッティングが変わってしまったりと、ちょっぴり波乱万丈な日々。そんな中でも練習を繰り返すことで、いろいろと見えてきた課題も多い。ここで一度頭の中を整理整頓しようと思う。こんなにゆっくりセッティングしていると秋が来て冬が来て年が明けちゃうかも(笑)
順不同で脈絡もなく綴る。
①タイヤ
トップのスナップ写真にあるように8月も終わろうとする中で、とりあえず十分にタイヤの溝が残っている。やはりOEMのBT-015は良く持ちますね。さすがOEMタイヤ。このままの月一回程度の練習ペースだったら十分に一年持ちそうです。なんてリーズナブル。でもこのタイヤ10年前のハイグリップタイヤに匹敵しているような気がします。昔のOEMタイヤはジムカーナスラロームをすると転倒して危ないって印象があったのだけれど、今のは最低限の性能を持ち合わせている。でも欲を言えば、12回の練習で使いきれるタイヤが欲しいなぁ。
もちろん、その分もっとコントローラブルでモア・グリップな感じで。BT-016か?BT-002STREETか?何しろ一回履くと一年間レースで使用するので、ちょっとお試しに・・・なんてことはできないし。悩むところですね。BT-003のようなベストなハイグリップタイヤでないところで悩む難しさ。
逆に一年に一本だったらコレってお勧めあったら教えて欲しいなぁ。でもシード選手達は、そんな街乗りタイヤは試してないから分からないかもねぇ。まぁどちらにしても冬のボーナスの話ですが(笑)
②伸びと圧のダンパー。
プリロードと共に前回の練習では、ダンパーの設定も試してみました。別途「ダンパー」については、考え方を綴ろうと思うのだが、とりあえず書かないと頭の整理整頓がつかないのでメモ。回転とダンパーのロジック。
1)ダンパーをソフトに設定すると路面の凸凹に対する追従性や、アクセルオンオフ・ブレーキ等による駆動力の過渡特性に対する追随性が向上するのでグリップ感が増加する。ただしソフトにし過ぎるとマシンの前後の荷重変化に対する動作が大きくなり、アクセルオンや切り替えし等に対する反応が鈍くなる。特に低速においてフルロックしての回転時は、アクセルやリアブレーキのコントロールがラフだと車体のピッチングが激しくなり、安定感を失う。しいてはコントロールしにくくなる。
2)反対にダンパーをハードにすると路面の凸凹に対する追従性がスポイルされるので、グリップ感が減少する。しかし、低速においてフルロックしての回転時は、アクセルやリアブレーキのコントロールに対するピッチングを吸収するため安定感がでる。ただしハードにし過ぎると路面の変化に対する追従性が著しく損なわれるため、凸凹等のバンプで跳ねる等をライダーは感じることとなる。
ここまでは、今まで自分がしてきたダンパー設定のロジック。でココからが自分にとって説明が正しくできていない領域。それは伸びと圧。
伸びと圧の疑問
伸びはサスが伸びるとき、圧はサスが縮むとき。サスの伸縮に対してそれぞれ設定ができる素晴らしい機能である。しかし、これがなかなか分からない。本来、お気楽セッティング的には分かりやすいように伸びと圧が一緒が良いと思う。というか、今まで圧側しかついていなかったフロントフォークで戦ってきたので、試してこなかったので正直その効能が分からないというのが正しいのか?
ともあれ自分の場合は、伸びはグリップ的にベターに位置で固定して、あとは圧のみで上記に記載したフィーリングと効果のベストバランスを探ってきた。いずれにせよ。試してその挙動を感じてみるしかあるまい。次回からの練習のサブテーマか?
と徒然なるままに。keyを取る。書きたいこと書いたので就寝。