過給的速やかにバイクに惹かれている。高校生のときにツタヤで読んだバイクカタログでフルカバーのマシンを見て走りたいと思った時よりも、バイクを好きになっている。時代が変わって書籍でバイクを漁るのではなくて、ちょっとネットに繋ぐとグラビアを見るかのように目の保養になるマシンが落ちている。もう止まらない。
昨日久しぶりにTwitterでバイク乗りを検索してみたら、様々衝撃的なことがあった。一つは成人式に愛車とともにスナップしている人がまだいた。今、車を持つ人が少ないとかバイク乗りが減ったとか言われているけれど、僕のような人生の記念日に愛車と過ごすような人たちがまだ現存していたのだ。人それぞれバイクとの関わり方は違うだろうけれど、人生の節目で愛車と過ごしたいという気持ちはおそらく私と同じだろう。
二つ目は、50-1歳という、この年齢でレプリカに乗っていてTwitterをしている人の少なさ。っていうかネットで自分より年上の人でCBR600RRに乗っているのはいないのではないか。絶滅はしていないと思うけれど、体力的にも気持ち的にも絶滅危惧種なのかもしれない。
もしかしたらネットのリテラシーが足りなくてSNSをしていないのかもしれないし、見せびらかすことが楽しいと思っていないのかもしれない。これから自分より年上のCBR600RR乗りを探してみよう。それはそれで楽しみである。
その反対に若い人がいっぱいいた。そうレプリカに乗っている若い人、自分のようにお金がなかったけれど、無駄にアルミのパーツをつけて走っている人がいっぱいいた。いいねぇ、バイクに乗っているだけで幸せを感じている人たち。キラっきらしている、おっさんから見ても楽しそう。そうだよ、バイクはね、カッコよきゃいいんだよ。
その2500円で買える無駄にカッコイイスクリーン、今は3500円で購入できるアルミのレバー、それは必要だ。それは理由なんかないんだよ、美味しいケーキを食べることが幸せのように、キラキラしたマシンに乗るってことは幸せで楽しいことなんだと、また思い出させてくれる若い人がいっぱいいたよ。
彼らに憧れる。彼ら、彼女たちは基本的にカッコイイ、問答無用にカッコイイ。私の20代の頃のように、廉価版カドヤのジャケットを24時間、TPOも無視して着ていないし、私みたいにソリッドなヘルメットを被っていない。お金はないはずなのに、誰が見てもカッコイイデザインを追求して、誰が見ても感動するコーディネートを楽しんでいる。素晴らしい。自分もカッコイイマシンに育てる。ウェアはインスタ映えを一番に考える。速く走るなんていらない。スナップ写真がカッコよければそれでいい。
それでいて、自由自在にマシンをミリ単位でラインをトレースでき、どんなタイトなコーナーでもアクセルでコントロールできるライディングや、マシンセッティングを極めて速く優雅に走る先輩たちのリアタイヤを余裕で眺めたり、次のコーナーでさしちゃおうなんて絶対に考えない。もっとテクニックを磨くと、その先に見える世界があるなんて、絶対に思わない、フォークもリアサスもオーバーホールして油面をミリ単位で調整して味わおうなんて思うわけがないwwwwwwwww
マシンはカッコよければ、それだけでいいのだ。WAXはカルナバロウで10倍の厚みでお願いします…。ピカピカしてればそれで良い。