グルーピングすると速く走れる気がするから好き その5


[93] グルーピングすると速く走れる気がするから好き その5 :2001-06-14 (Thu)


で、応用として次のB図はどうでしょう。


B図


上で述べた理論を元にこの特性を話すと、グルーピングをしていないときより直進時にはより前にバイクを進めてくれる。またスライドワークは完全に横を向く90°のときまで一定した安定感をもつが、そのかわり45°以上のスライドに対して抑制効果が増さないと言える。ただし外に膨らむ力は押さえてくれる働きがありライン取りはしやすいと言えよう。


同じ表現をするとA図のグルーピングはそれに対してグルーピングをしていないときより直進時にはより前にバイクを進めてくれるのは同じ。しかし、スライドワークは45°の時点でスライドを止めようとする働きが起こり、マシンを真横に向けない特性をもつ。ただし若干外に膨らむ力は助長するはたらきもあると言えよう。


じゃあどっちがベストかって、それはその人のライディングスタイルとその路面コンディションによって使い分ければいいのです。ということで自分はどれを選択すべきかはライディング技術と戦略って感じですかね。ではでは、この辺で。もし全部読んでくれた人で新しいグルーピングパターンを創作したら教えて下さいね。参考に研究したいと思います。ということでだいたいこんなとこで良いじゃんという方法を見つけるべく日々グルーピングに励むのであった。(けっきょく結論はでず、どれがいいかは腕しだいというわけね。とほほ)