今までの経緯
タイヤの選択に悩んでいます。グリップとのコスパで最低限大丈夫というのは私の感覚だとダンロップのクオリファイヤー2。CBR600RRの標準サイズで前後3万円という価格。22年の高騰が始まる前は1割安かったので2.7万円で購入できる素晴らしさ。今履いているのはピレリのロッソ2、理由は2個あって、まずタイヤが硬い。おそらくですが重量車の場合はしっかりと潰れる感覚があるとも聞いているのですが、軽量なRRを更に軽量化している私のバイクだと、ものすごくサイドウォールが固くて開けた時のタイヤの感覚があまり伝わってこないんです。もう一つはリアのハイトを上げたかったので190/55もしくは180/60が欲しかった。この二つを解決すべく選定したら、コスパが良いものがロッソ2でした。
180/60という選択
今回、新たに変更する理由はというと、もうちょっとグリップが欲しい。ただし条件があって、前回試したハイトアップ190/55は良かったので、180/60または190/55は継続したい。理想的には180/60でタイヤ自体は少しでも軽量かつ小さいサイズ、でもハイトが高いというものが欲しい。
その場合の選択肢としては、ブリヂストンのS22かピレリのSC1になる。問題は両者の価格が5.5千円前後という高額なこと。なんと1.85倍のコストが掛かります。もう2セット分と言っても過言ではないです。うーん。。。悩むところです。今はレースもしていないのでタイムを上げる必要もない。本当に気持ち良いかどうか、マシンの挙動が楽しいかどうか、という、気持ち良いとか、楽しいとかの必要だからではなく、更なる道楽の探求。まぁ、年間1本だということで言えば月2千円の投資であると言えば、その分楽しければ良いかなと思う反面、ロッソでいいんじゃないかと言えば、それでも十分であるのも事実。
本当にそれ必要なの?
でも、もう一度問おう、それ本当に必要なの❓2倍もかけて走る必要ってある❓毎週、ワインディングに散歩して動画を撮って編集するという毎日はそれでだけで充実であり、何にも変え難いものになれているじゃん。今年は例年以上にシンプルに、ただ、ただ、それだけを繰り返すを大切にしていこうと思っているのにね。
なぜ、その幸せな、毎週の繰り返しに、あえてライディングの進化、引き出しに技術を整理して貯めるというトッピングをするのだろう。なぜ、十分に安定な満足しているリズムを得ているのに、その良き慣れを崩す必要があるのだろう。もちろん新しいタイヤがフィーリングに新しくて良いものだった場合は、もちろんそれに合わせたライディングを覚えられる楽しみもできるし、そうでなかったとしても、そうでない理由が手に入る、リカバリーするための技術も手に入る。でも、その感覚いらないんじゃない❓
何を感じて走るのか?
毎週の散歩は170km、全力で走るところは、ほんの一瞬で、毎週末のお散歩道の6分と15分のワインディングだけ。前半の6分はシングルトラック複合の河川敷の細道。後半は対向二車線のスピード抑制の段付セクションと小気味よいストレートが混合するタイト目なワインディング。その短い時間はアドレナリン湧き上がるほどの楽しみ。全体の工程の15%程度。そんな短い場所をただ毎週走る為に必要なの?
そもそも、この場所はそれぞれ四季に富む良いコースで、「春のまだ冷たい日陰のトンネルのコントラスト」、「午前中だけのドライを求めて急ぎ走る梅雨」、「15度を超えてぐんぐんと上がる期待の初夏」、「一瞬しかない新緑が茂る前の温度と視界が整った理想のライン」、「コーナーが緑のブラインドで徐々に見えなくなる夏の終焉」、「眩しい朝日が視野を狭くして走る秋」、「気が付くと紅葉が始まり落ち葉の絨毯」、「気温が10℃を切って一桁になり5℃になり一年が終了するラストラン」タイトルをつけると止まらないほどの楽しい切り口がある。それだけ楽しめれば良いんじゃない❓
何を求めて走るのか
こうして淡々と日々していることを文字にしてみると、淡々と走しるだけで十分に幸せではないかと思う。マイナーな趣味だから、誰もいない場所を粛々と淡々と走しるだけなので、競争的な感覚もなく、淡々。それができるだけで良いのではないか。ではなんで、セッティングとかアップテートとかしたいと思うのだろうね。そうだねぇ、更にスムーズに違和感なく走りたいということなのかなぁ。
スムーズかぁ、四季の戯れ意外にも、もう一つの楽しみのベクトルがあ流のは事実で、路面との戦いがある。私の散歩道は自然の中のワインディングってイメージより、林道に近い。アスファルトの繋ぎ目はたくさんあり、凸凹が起伏して、苔も生え、水も沸いている。おまけに段が切ってあって凸凹もある。それをシフトダウンとシフトアップ、ブレーキングとリリース、バンキングとパーシャルとアクセルオープン、それぞれを巧みに組み合わせて、どうにかこうにか気持ちよく走ろうと努める。スムーズを求めている。
踏ん切りがつかない
話を元に戻すと、楽しみにはふたつあって、四季折々走るというの楽しみと、それをよりスムーズに走るという楽しみ。その楽しみを充実するために、タイヤ1セットに対して1.8倍のコストは妥当だろうか? 欲求のままに、追求するためにはお金が掛かる。いやいや結構良い給料もらっているんだからいいんじゃないといういう悪魔の囁き、いやいやこの世知辛い世の中でお金なんて足りている生活していないだろという天使のアドバイス。さて、どちらの声を聞こうか。悩むーーー。もうちょっと悩もう。
検討した結果
ROSSO4にしました。選んだ理由は、180/60はタイヤの選択肢が無さすぎてプロダクションタイヤになってしまう。唯一S22もあるけれど、価格が高い。プロダクションタイヤよりのタイヤもチョイスできる。今回はアップハンドルにするし、ディメンションが変わるのでコスパの良い190/55ベースでセットアップを継続することにしました。そうすると選択肢が増えました。さて、そうすると今まで180/60の選択がプロダクションよりなスーパーコルサを抜くとS22一択だったのに対して、各種ロッソが選択できるようになります。今、ロッソ2を履いていて結構気に入っているので、ピレリを色々と試したいと思っていたため、選ぶはロッソ4もしくはコルサ4となります。温度依存性がコルサより良さそうという情報より(もしかしたら変わらないかも)を考えてロッソ4にしました。また190/55は端っこのコンパウンドが180/55に比べて柔らかいものを選択しているらしいので、それも良いかなと思いました。ということで、2023年の春から夏にかけて最新型のロッソ4で走しり抜けたい思います。楽しみです。
2023年1月のタイヤの価格MEMO
銘柄 | サイズ | 単価/本 | 合計(前・後)/set |
QUALIFIER2 | 120/70 | ¥12,500 | ¥30,000(基準) |
180/55 | ¥17,500 | ||
ROSSO2 | 120/70 | ¥13,000 | ¥33,000(+3,000) |
190/55 | ¥20,000 | ||
ROSSO3 | 120/70 | ¥15,400 | ¥39,400(+9,400) |
190/55 | ¥24,000 | ||
ROSSO CORSA2 | 120/70 | ¥21,000 | ¥50,500(+20,500) |
190/55 | ¥29,500 | ||
ROSSO4 | 120/70 | ¥19,800 | ¥51,800(+21,800) |
190/55 | ¥32,000 | ||
BATTLAX HYPER SPORT S22 | 120/70 | ¥21,500 | ¥54,000(+24,000) |
180/60 | ¥32,500 | 1.8倍のコスト | |
SUPERCORSA V3 SC1 | 120/70 | ¥24,000 | ¥55,500(+25,500) |
180/60 | ¥31,500 | 1.85倍のコスト | |
ROSSO4 CORSA | 120/70 | ¥23,000 | ¥57,000(+27,000) |
190/55 | ¥34,000 | 1.9倍のコスト |