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低速のフィーリング(1)

 前回の練習で分かったことはCBR600RR’07にも、やはりキャブ調整に相当する行為が必要だという感触。今時のバイクはキャプレターの変わりにインジェクションが採用されていて、街中を走るときはアイドリングも安定しているし、ツキもレスポンスも安定していて楽しいです。何も言うことはありません。良いこと尽くめだと思います。でもジムカーナのような特殊な競技、メーカーの想定外の使い方をする場合はちょっと事情が異なるんです。

 で結局何処を対処したいのかというと、結論は見えていて極低速時のパーシャル時を濃くしたいんです。セクションでいうとパイロンスラローム。アクセルを完全に戻すとアベレージスピード、いわゆる一歩でも前に駒を進めなければならない部分と、全閉できっかけをつくってからアクセルを開けるとき。従来キャブで言えばアイドリングを上げて対処しても良いし、キャブを開けれる人ならばニードルジェットにワッシャーを一段噛ます感触です。

 現在のCBRは全閉じから開け始めるとエンジンはある瞬間から急激にパワーを出すようになっています。音でいうと、ウーっっっガオーって感じでアクセル開度に対してラグがあります。普通ならば低回転時かつパーシャル時の燃料を濃くしてあげれば良いのですが、買うときから知っていましたが・・・。なんと!CBR600RR’07モデルからはアイドル調整ができません。

 ということは車で言うところの燃調補正用のサブコンが必要となりますね。ということでWebで探してみるとありました。定価59,800円、パワーコマンダーというらしいです。

 これならば先述の「低回転時かつパーシャル時の燃料を濃く」が実現きると思われます。将来のセッティングに向けてお小遣いをためなければなりません。

 但し、実際のフィーリングはローギヤードにしてからでないと分からないと思います。スプロケットを前後でトータル~10丁もあげれば挙動が全然違いますからね。言葉で表現するとローギアードにすると極低回転時に同じスピードで走っているときに、回る回転数は高くなります。ということは燃料も濃いことになるので若干立ち上がりはスムーズになると思われます。但し、その反面ブレーキングで停止するときにバックトルクが必要以上に掛かる事になります。したがって本当は「低回転に向かって閉じる方向に対して濃く」する必要があるのかもしれません。まぁ後は実際に体感して挙動に対して必要な内容を的確に詰めて行くしかありません。 

 んー。レースってなんてお金が掛かるのでしょう。マシンを作るって・・・経験と知識の次に必要なのは経済力ですねぇ。あれしたい。これしたい。いっぱいあるけど、できないもどかしさ。orz………

 あっ良いこと思いついた。アクセル開度を電気信号に変えるエンコーダーのスタート位置を少しアクセルが開いた状態にすればアイドルって上がらないか?閉じることもできなくなめから、極低速での全閉じる状態に対して常に若干濃い状態を作りだしてくれないかなぁ・・・。危ないの承知でやってみたい今日この頃。


私のジムカーナ履歴書

JAGE(二輪ジムカーナ主催者団体協議会)のHPを見て過去の全てのリザルトが掲載されていることを知って、自分の参加記録を集めて見ました。そしてグラフにしたものがこれです。自分はJAGEが開催する大会にはリザルト上で33回参加しているようです。記憶が確かなら、もう少しでていると思うのですが、まぁ細かいことは気にしないということで。分析してみると

2回目の大会でC2に昇格して、6回目でC1、12回目でBに昇級していることが分かりました。内8回はCBR600F3’97で参加しいたようです。ちにみにCBR600F3では109%がベストタイムということになります。ということで私の当面の目標は109%ということになりそうですね。

 少しずつ当時の記憶が戻ってきましたね。もともとNSR250Rを乗っていてA級を目指していたのですが、いろいろと人生の山谷に揉まれて、気分一新CBRと思ったところで、2000年からダートトラックレースに移行したということになります。

 自分のジムカーナ歴は1991年に大学生時代にKAZEと言われるカワサキのジムカーナ大会に初参加したときからを数えると約9年間ということになります。その7年間をNSR250Rで走り、残り3年間をCBR600Fで走ったこととなります。

 客観的に見れば、ただの普通な人のリザルトですが、それも私の人生の一つであり、なかなか感慨深いですね。なんか悔しい経歴なので、一言書いて置くと、もちろんダートトラックに転向してからは、練習に明け暮れた最初の一年以外は全戦表彰台に上り続けてポイントをとって、最終的には年間に2つカテゴリーで優勝して、Wシリーズチャンピオンとなったなんて自慢を書いておきましょう(笑)

 まぁ、そんな履歴なんか走れば関係なく、前回走った練習会では一番遅い人状態だったので、悲しい限りですが、その昔の楽しい思い出とプライドが今戦うモチベーションとなっているのですから、しっかりと過去の栄光は胸に刻んで日々のエネルギーとして使用したいと思います。

 今回はスロー・ライフという言葉をスロー・レースという言葉に換えて、もう一度、ゆたかなレース人生を楽しみたいと思います。ということで、がんばります。

レース参戦開始まで、あと79日。どこまでできるか楽しみということで。