パワーコマンダーの搭載と初期設定を完了させたところで、始めにしたのがデフォルトマップの確認です。GetMapのボタンでデータを吸い上げて購入時に入っているマップを確認してみました。そうすると想像通り、M127-001、このマップはパワーコマンダーのWebサイトで配布しているマップのエアフィルターとマフラー交換なしのものでした。
さて私のCBR600RR’7は国内仕様で給排気も全てノーマル、この海外仕様の標準だと、どんな味付けのエンジンとなるのでしょう?まぁ混合比はリッチな方向に行くと思うので壊れないと思ってさっそく走ってみました。
いやー劇的です。こんなに変わるとは・・・。まず発進時のクラッチが楽になりました。国内仕様のCBR600RR’07だと、気を抜くとときどきエンストしちゃいそうになるのですが、このM127-001マップは適当にクラッチを繋いで発進しても、モリモリと太いトルクで走ってくれます(笑)また街で走っているときも、一回りパワーが増えたように感じられます。計測して数値化しているわけではないので、全ては感覚的なものですが、劇的にトルクもパワーも増している感じです。パワーを測定してみたいですねぇ。絶対パワーは増していると思います。
と・・・まずは良いことだけ述べましたが、個人的に、この味付けはNoですね。ちょっとエンジンを回しているときはドンツキが軽減していて、閉じたときのエンブレが軽減しているのですが、フルロックターンしたときとか、パイロンスラロームのときとか、ゼロからのアクセルワークでドンツキが増加しています。またリッチ(濃い目)の設定なので、止まらない(笑)お山などでコーナー中に回転が落ちすぎないのでアベレージタイムを稼ぐには持って来いですが、街中では疲れますね。もうちょっとエンブレが効いたほうが好きです。そして最後に許せないのがエンジンがガオガオ言ってます。まるで、こないだ試乗したCBR1000RR’08のようです。エンジンが一生懸命パワーを出すように頑張っているのは分かりますが、やはり国内のCBR600RR’07はモーターのような軽い拭けあがり、ガオガオ感のないスムーズなエンジン音が、素晴らしいところなので捨てがたいですね。
ということで、これからは理想のマップを探す遊びをすることにしましょう!
「PowerCommander」一覧
搭載と動作確認
2009年の仕事も無事に昨日終了して、今日から冬休み。さっそく整備用のツナギに着替えて駐車場にGO! 路面は少々濡れていたのですが天気は快晴、我がトランポ兼ガレージ(笑)のハイエースを横付けし、CBR600RR’07へパワーコマンダーの取り付けを開始。
まずはシートカウル、タンクカバー、サイドカウルと外して、ガソリンタンクも外し、インジェクションとスロットルセンサのカプラーに割り込ます形でパワーコマンダーの触手達を取り付けます(笑)作業はいたって簡単です。説明書通りの場所へ取り付け完了。ただし、取り付けただけではカプラー達がプラプラとするので、周りのケーブル達と固定、ハーネスも上手く処理、この部分は説明書にないので繊細な工夫が必要です。
外した部品を全て戻して、ドキドキしながらイグニッションをオンにするとパワーコマンダーのバーLEDの一番下側が無事に点灯、まずは一旦オフに。次にパソコンを持ち出して、ドライバーが認識されるように念のためアプリを立ち上げたまま付属のUSBケーブルで接続、パワーコマンダーは電源が入っていないのに直ぐに認識されてドライバーがインストールされました。順調です。そして記念すべき一回目の接続、再度イグニッションをオンに。おおっー感動です、アプリがパワーコマンダーと通信を開始しました。インフォメーションを見ると正常に認識されている見たいです。
次に行ったのはアクセル開度の補正、これもCBR600RR’07は簡単でした。エンジン掛けずに全閉して調整用の画面でリセットして、全開してからセットするときちんと補正が完了しました。気になるズレですが、電卓で計算すると1%以下でした。パワーコマンダーの制御はアクセル開度2%からなので、しなくても大丈夫そうですが、実は重要なことなのかもしれません。これで取り付けに関する設定は全て無事に完了です。
続く