2001年06月14日一覧

グルーピングすると速く走れる気がするから好き その2


[90] グルーピングすると速く走れる気がするから好き その2 :2001-06-14 (Thu)


次にグルーピングによるメリットを解析しましょう。グルーピングの定義とは文字通りタイヤに溝を入れること。で入れることにより何のメリットがあるんだ?と言うことになる。まずは自分のタイヤセッティング知識から考えると①面圧が向上する。ブロックの面積を小さくするとブロックにかかる荷重があがるでしょ。その分タイヤは減りやすくなるけど路面を噛む力は大きくなって前にバイクを進める推進力となるから美味しい。そうっその反対にデメリットはより摩耗するようになる。タイヤが減っちゃうのだ。貧乏人は困る。②エッジ部の数が増える。ブロックを刻むと必然的に角の部分がかってに増えるでしょ。ダートトラックの路面は土でしょ。そうすると面圧が砂という潤滑材にょって滑ってしまいグリップ力が見込めないからエッジ部分が路面を蹴っているという考え方もあるよね。だからレインタイヤもダートトラックタイヤもイボイボなのだろう。ということで路面を噛む力は大きくなって前にバイクを進める推進力となる。デメリットもさっきと同じタイヤが減っちゃうのだ。よく動くようになって削れやすくなるのさっ。③排土効果の向上。ということは常にタイヤは漫w)・uハとエッジが路面に正しく働くことでグリップ力が生まれるってこと。そこで、粘土質的な粘性のある土がブロックに挟まったら走らなくなっちゃうじゃん。そうどろどろの中を走るとタイヤが空転するのはそのせいだね。でブロックを小型に切っちゃうグルーピングはタイヤブロックの剛性を下げて体をいつもよりぶるぶるさせるから汚れが落ちやすいのです。そうしてグリップ力が生まれる。でも反対もある。タイヤは面圧が高くなると潰れて変形するよね。そうエッジが路面に正しく働かなくなっちゃう危険性もあるのだ。まとめるとすべてのグルーピングに対するメリットはデメリットと表裏一体なんだよね。まっここまではレース経験があってタイヤの開発(選択する努力)をした人なら想像付くところ。じゃどうすればいいかだね。次に進む


グルーピングすると速く走れる気がするから好き その1


[89] グルーピングすると速く走れる気がするから好き その1 :2001-06-14 (Thu)


こないだの続きだけど初めてK180を反転させて、かつ禁断のグルーピングをしてきたと日記に書いたのですが、研究に余念のないMC的にはグルーピングの方法やパターンに対して理論的に検証したいと思っていてちょっとマックでハンバーガーをかじりつつ考えてみました。まずこの間入れたグルーピングのパターンとその仕様です。入れ方と方向は下記の通りです。幅は4±0.5mmで深さも4mm程度で溝を掘りました。今回のデータに理由はありません。お世話になっているタイヤ屋さんにダート経験はないけどに客観的に決めていただいた幅です。そして方向については悩んだ末「えいっといい感じ」ってのが本音ですが、一応考えました。センターは記憶で他のライダーが真中を1/2にしていることから迷わずカット。再度は二分することでタイヤブロックが壊れないために鋭角部を作らないこと、△マーク部周辺も考慮してカットした結果です。またサイド部の2個はスライドの特性が変わると嫌だったのでブロック形状に対してエッジが平行になるようにしました。走った感触はいい感じ。まず間違った方向性ではないようです。あっそうそう話は変わりますが、万人が次w)・u謔阨tけて良いものと判断している部品以外は、自分は第一印象で部品を判断することにしています。よく社外品のものを誰よりも初めて取り付けて見るときは現在のライディングとその部品以外のセッティングにおいて、良い感じになったかどうかを基準とします。乗り続ければそれがスタンダードになり走りやすいって当たり前だしね。例外といえばタイム的基準が正確に出る場合。その場合はタイムも重視します。と話は元に戻って、そんなことから今回のグルーピングは成功だったと言えるでしょう。しかし、世の中理論が大切です。次に進む。