中規模MFTメンテナンス


[256] 中規模MFTメンテナンス :2002-01-12 (Sat)



正月は6回も練習をしてMFTをメンテナンスをしながら各部を見てやらなければいけないということで朝さっそうと髪をカットしてからMFTの中規模MFTメンテナンスを行なった。6回の走行といえば約2ヶ月間の練習ということとなります。その間メンテナンスを1回もしなかったという危険な状態。案の上、悲惨でした。まずボルトの緩みが2箇所。1箇所は前部エンジンハンガー右側の上部ネジが緩んでいた。締め直す。そして上部エンジンハンガーのナットが紛失。取れて無くなっていました。とりあえず応急処置としてM10のナットとジュラルミンカラーを購入して取り付け。たく…こんなところのナットが無くなるとは…。そしてリヤキャリパーのピストン部グリスアップをして発覚したのだが、最悪にもパッドがキャリパーに引っかかって斜めにパッドが削れて、キャリパーにもキズをつけていた。なんとかドライバーでうまくキャリパーからパッドを外してキャリパーを点検。とりあえず機能的、性能的に問題はなく使えるようだ。だけどパッドはお亡くなりになっていた。明日の練習のために急遽パッドを買いに行く。調べたらMFTのリアキャリパーのCB400S・u。董w)(99以降)いわゆるVTECと一緒のものだった。X4とCB1300と一緒なのも笑える。もともとX4で97年に採用されたキャリパーみたい。200kgオーバーの車体を止めるためのキャリパーなのであれだけ効くのでしょうか…?またこのパッド最近の型なのであまり種類を選べず。あまり効かなそうなSBSのストリート用セラミックパッドを選ぶ。2890円ナリ。という感じで部具合と故障個所を全て治す。我ながら短時間でよくできたものです。そして本来のメンテ開始。ハブ回りを中心に全てグリスアップしたり、ブレーキペダルの軸部分をグリスアップしたりとステアリング以外はほとんど行なった。これは効果絶大。MFTを平らなところで押すと「すーっと」進み抵抗が少なくなったことが体感できた。そういや思い出したナットの緩みはまだあったスイングアームのチェーンアジャスターのボルトを固定するナットが緩んでいた。これも締め直した。あとは各部の洗浄とグリスアップを行なう。エンジンオイルも交換した。今回も純正ウルトラGPを入れる。本当はそろそろ違う銘柄にしようと思ったけどとりあえず同じものに。隔走行毎に交換しているのでとりあぁw)┐・uクは平気でしょう。あとは全体の埃と泥を取るために塗れ雑巾で吹き上げて終了。時間の都合で各部のワイヤリングとフォークオイル交換とステアリング部、ワイヤー関係はできなかった。明日朝できるだけ行ないまずは終了。
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01.(○)丹念に泥汚れとり。
02.(○)チェーン洗浄と給油。
04.(○)ハブシャフト部・グリスアップ
05.(○)キャリパーステー・グリスアップ
06.(○)キャリパー洗浄
07.(○)キャリパーピストン・グリスアップ
11.(○)フロントフォークダストカバー掃除
12.(○)エンジンオイル交換
15.(○)各部シリコンで磨き上げ
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08.(×)クラッチワイヤー給油
09.(×)アクセルワイヤー給油
10.(×)フロントフォーク・オイル交換
13.(×)エンジンオイルフィルター交換
14.(×)ステアリングベアリング・グリスアップ
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16.(○)ハブスプロケ固定部・グリスアップ
17.(○)ハブローター固定部・グリスアップ
18.(○)ブレーキペダル・グリスアップ
19.(○)フロントフォークシャフト部・グリスアップ
20.(○)リアブレーキ・キャリパー不具合
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↑↑ということでMFTです。やっぱりレーサーだね。性能もピカいちだけど各部のメンテナンスはしっかりしなければならないので、なかなか愛情が必要なマシン。だんだんMFTのメンテナンスの全てを理解してきています。自分的には今までいろいろとマシンを作ってきたから一通り作業はできるのでいいけど何もできない人はやはりショップと付き合える環境が必要だと思いました。走っていくためにマシンを保持するって大変だねぇ。まるでカワサキ車でレースするとき見たいです。そういやメンテナンスしないで走りつづけるホンダの市販バイクって本当に良くできているんだなぁと体感している今日この頃です。