そろそろ撮り貯めた写真も品切れ。本日の写真は駐車場に止めてある愛車のCBR600RR’07をパチリと撮った、ゆるゆるなアングルとフレーミングの一枚です(笑)話変わって、本日のタイトル「研究職とは話をリアルで実現できる創作作家である。」について、とりとめもなく綴ります。
仕事は新しい技術を研究したり導入したりする研究職というものなのですが、大抵は過去に自社ではやったことがない、経験がないことを、自らが率先して行うという内容です。いつも、たぶん、こうなるだろうな?という仮説を立てて、実験・評価して出来るということを証明する。そんなことの積み重ねで、物や技術が成長していくのです。
まぁ基本的にその流れは、設計職だろうが、研究職だろうが、営業職だろうが、同じアプローチだと思うのですが、私が思うに研究職というものは、その結果や成果で満足せずに、なぜ、そうなのか?を追求するからこそ、研究職であるのではないかと思います。
その、なぜ、そうなのか?を追求すると、考えていた仮説のロジック(考え方)とは違うのに、答えだけは同じだったなんてことに気がついたりします。ときには、数式をミミズのように並べて自己満足に浸ることもありますが、大抵は、実はもっと簡単な理屈でできあがったりしていることに気がつくのです。そこで本当っぽい理由というものに突き当たると技術が成熟していくのですが、同時にその技術の先は成長が見込まれるのか?商品にある為の資質が、その技術にはあるのか?なんてイメージが更に沸いてきます。
今している仕事も、例外なく始めてすることばかりで、そんなプロセスで戦う私がいます。そんなこんなで仮説・検証・仮説と繰り返していると、本当は研究の技術者とは名ばかりで、私はただの創作作家ではないのか?と思うときがあります。
赤頭巾ちゃんが、狼に食べられてお腹からでてくるというストーリーは、ある物質を合体させて、分解するとき、今までにない特徴の物質になる。みたいなイメージと同じなのではないかと思います。もちろん赤頭巾ちゃんが、食べられてしまうまでの巧みなストーリーが構築されているように、新しい物質が発生するまでのストーリーは巧みにできているのですが、基本は同じ。やっぱり創作作家と研究職とは、おなじだなと・・・。大切なのは、みんながリアリティを持って感動するストーリーが創作できるかどうか?です。いわば、新しい技術で、みんなが行けると思ってくれるかどうかです。
あっ、もしかしてバイクのマシンセッティングも・・・同じロジックかも。なんて話が飛躍してみたくなりますが、あまりにもとり止めがないので、今日は就寝しましょう(笑)
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サイドバイサイドと慣性ドリフトよ再び
忙しいけど週末こそは走りたいと思っていたのですが、雨だったので走れず。本当は雨の中を走ってレインなグリップわ味わって、水滴滴るマシンをカメラで撮るなんていうのも、楽しいのですが、寒さと冷たさと、何より掃除が大変なのがネックとなって、雨の日は走りだす勇気がでない今日この頃です。こないだ買った、おNEWのカッパの登場はまだまだ先となりそうです。誰かが言ってましたが、雨の日を走る理由がなくなったことは、さびしいものであると。
ということで、まずは日記としてのブログ綴りから。セミナは結局30名程度の応募がきてしまったので、研修室に入れない為、二部構成となり、先日は直接関係ある技術系の部署、次回はそれ以外の部署ということにしました。そんなことで駆け足で150分程、講義をして伝えたいことは全て伝えたかなと思います。でも、一つ反省点があります。それは講義中に受講者の表情や、うなずいている人の数など、冷静に見ることができなかったことですね。説明することに注力してしまい、彼らの反応を見れなかった。うーん、残念。次回はもっと、反応を見て手ごたえを感じつつしたいと思いました。
そして、金曜日はお疲れということもあって、家でやっくりイニシャルDのVTRを見る。とうとうステージ4まで、全て見ましたよ。いやー長かった。あとはスペシャルステージを見ればアニメ版はコンプリートですかね。そうそう、なんで、久しぶりにまたイニシャルDにはまったのか?分かりました。たぶん、サイドバイサイドでドリフトしている拓海達の姿が、私のダートトラックの記憶にリンクしていて、もう一度あの、サイドバイサイドを体感したいという欲求であるのだということが分かりました。
今でもイメージすると思い出す。あのコーナーでのサイドバイサイド。カウンター当ててパワードリフトに持ち込んだ状態で、横に並んでコーナーを脱出するというものですが、これは四輪だけができるものではなくて、ダートトラックの世界では二輪でもできるのです。コーナーにマシンを立たせて進入して、バンクと同時にリアをスライドさせてカウンターを当てブレーキ代わりに減速させ、クリッピングポイントまでスライド進入。カウンターが当たっているフロントが脱出のラインに向けられた瞬間にアクセルを全開。またパワースライドしている状態から荷重を後輪に移すと急激にグリップが発生して、フロントが浮き上がるようにコーナーを脱出する。
これが二輪のドリフトですが、マシンが横向いたままステアリングは逆操舵となる。マスターするまでは危険な行為なのですが、練習を積んでいけばイニシャルDのように自由自在にコントロールができて、めちゃ楽しい。これをレースや練習で二人で攻めると、その横に向いた瞬間に二人で並ぶことができる。相手との感覚は5cm程度まで近付けられる。そこできっちりとブロックすれば抜かれない。でもパワーが路面に伝達されるクリッピングポイントとする場所を間違えるとカウンターアタックとなって、ぶち抜かれてしまう。
あの瞬間、ライダー達は二人で同じ時を共有でき、相手の腕を信頼できればできるほど、接戦が可能となり、サイドバイサイドを楽しむことができるのである。ね、イニシャルDの峠シーンと同じでしょ。あのVTRを見るとダートトラックのスライドシーンが目蓋の奥で重なるんですよ。
慣性ドリフトもそう。ストレート全開でアクセルを戻さないで曲がろうとすると、寝かし始めると自然とリアが流れてドリフト状態になり、カウンターが当たって、カウンターを当たる角度をライダーが抑えてアクセルを戻さずにコーナーを膨らみながらライン一杯を使って走りきる。拓海のやっている慣性ドリフトは私にも二輪でできる(笑)
もう一回、やりたいなぁ・・・。あーっ、ダートが走りたい。
そんな、ことを思いながら、隣に置いてあるマシンを見て、感慨を覚える。私にとってイニシャルDは憧れではなくて、記憶のフィードバックである。