時期が来ました。FTRのディメンション考察っす。


[137] 時期が来ました。FTRのディメンション考察っす。 :2001-08-09 (Thu)


FTR223をゲットして10ヶ月。ダートを走って8ヶ月。今までサスの前後バランスによりFTRは良い方向に進むという雑誌やシード選手の話しも聞いていたのですが、あえて変更していませんでした。今まではスライドワーク系もコントロールできず、路面の変化によるサス挙動も理解していなかったし、まだやるべきでないと思ってたからです。でも、とうとうその時期が来ました。具体的には…FTRのディメンションの変更ですが、先週の練習から頭に付いて離れないそのFTRの前後バランスによるディメンション変更によってライディングをフォローしようという考察っす。


 話しは遠回りに関係なさそうなところからやってきました。それは一言から始まった。MC君は何の練習してるの?・・・。と言いますと?もっとクリッピングをちゃんと意識して取ってはしらなければダメだよ。あんなんじゃ、ただコーナーにそって回ってるだけでしょ。レースだったらインに入られて抜かれて、ハイおしまい。あと君は初期旋回で曲げれてないからコーナリング中にアクセルを2回当ててるんだよ。進入時にアクセルオフでスライドさせつつ向き替えて、足りない分を1度アクセル開け直して、脱出のときにまた開け直すでしょう。アクセルオフは一周で2回だけ。それ以上するとロスでしょ。1回閉じて開けたら開けつづけなきゃ。確かに…してます。そう。確かにしている。コーナーの途中で向きが変わりきれない分をアクセルを当てることでフォローしている。向きを更に替えることで脱出時のラインを作りやすいように調整していたのである。言われてようやくことの重大さを認識。


 しかーし、そうするのにはただの癖ではなくて意味があると思うThinking型の私はコーナー中に感じていることを整理した。結局は言い訳的になってしまうが、その状態を解析すると1.今回の課題でタイヤの空気圧を高くしたことによりコーナーリング中に向きが(アクセルのオンオフによって)変わりやすくなり、あえてコーナーリング中に向きを替えて脱出しやすいようにもっていっていた。そのためメリハリができて、そのように見えてしまってした。ある意味、意図的な行動。2.路面が悪く第一コーナーからの立ちあがりのストレートの外側半分がめちゃくちゃ砂があって走れない状態まで乗っていてさける必要性があり、本来はコース幅全部を使って立ちあがるのが、今回は半分いわゆる真中地点に向けて脱出する必要があった。いわゆるマシンの向き替えの大きさがいつもより必要であった。ためアクセルを2回に分けて向きをいつもより大きく変えた。3.路面が荒れてて思ったように進入スピードを上げれずにいて、そのためマシンを振り出す力も必然的に弱くなりスライドの滞空(向きを変えている)時間が取れずにマシンの向き替えが縮小されていた。そんな要因のためアクセルを2回に分けて向きを変えていたと思われる。


 ただそんな理由はともかく、それはそれとしていつもと同じに、この荒れた路面を走れるか?と言われぱできない自分もいるのも事実。確かにいろいろな要因が重なっていたとしてもきちんとクリッピングポイントを取って最大加速ラインを取らなければ何の意味もない。反省すべき点である。そんなことから言い訳もあったが素直に指摘に耳を傾けられたのだ。実際、指摘していただいた人の走りを見ると確かにいつもの路面と違うためおとなしかったがきちんとアクセルオフ1回で向きを変え、開ける動作に入っていた。


 と自分の理論で納得し、今の自分ではスキルが足りないので、できないとすれば話しは早い。やって見よう!練習ふるのみということで走る走る走る走る走って走った。でもかなりの確立でできない。いつもの走り方だと路面に影響され何回走っても無理。とシッョクって感じだった所に、またもや声が…聞こえる。向きが変わらないのは乗る位置、ポジションが後ろ過ぎるからだろう、もっと前に乗れ。なるほど確かにリアの荷重を抜けば向きは変わるはず。ということで、えいっとコーナーへ進入。あっいい感じ。向きが変わる。確かに向きが変わっているのだ。はたまた声が…聞こえる。もっとフロントに面圧掛けろフロントに乗って見ろ。なるほどもっとフロント荷重を強くすることでリアの荷重を抜くのか。ということで、えいっとコーナーへ進入。あっいい感じ。向きが変わる。確かに向きが変わっているのだ。更に向きが変わる!という時点で1時を過ぎて練習時間もタイムアップとなり今日は終了した。


そこで思った。今までわざわざスライドコントロールをするためにタイヤの空転をするように持ちこんだり、前後輪ドリフトの時間を増やしてみたり、まぁ良いいい方だとコントロールの練習。悪く言うと醍醐味を堪能している。ということをしてきた。しかしココに来ていかにクリッピングポイントにロスなく向きを変え、かつ有効にトラクションを路面に伝えるかという課題に突入。そんなことから前々から試したいと思っていたFTRの前後バランスによるディメンション変更に入るという事になる。自分的にはリア荷重によるライティングが得意?いやスタイルになってしまう傾向が強いため、最初からフロントへの荷重を突出しにより高め、リアへの荷重を増したいときはライダーが加重することにしよう。ということで次の練習の課題となった。


p.s.フロント荷重する意味合いは違うとも、ジ…ジムカーナのときのNSRの方向性と一緒になってきた。WHYyyyyyyyyyyyyyyyyy。