ジムカーナとジェットヘルメット



 昔ジムカーナを始めたときに自分はフルフェイスヘルメットを被っていたのだけれど、上手い人は皆なジェットヘルメットで走っていることに気が付いた。なぜジムカーナ選手はみんなジェットヘルメットでフルフェイスヘルメットをかぶっていないのだろう?と疑問に思っていたときがある。ただ競技のスピード領域が低いだけではないはず…。
いろいろと考えてみた。

 自分なりに同期の友達とかと出した結論は、まずジェットヘルメットの方が視界が広いということ。パイロンスラロームとかをするときにアゴの辺りが開放していると視界が広くて、実際にその視界を意識して使用しているわけではないけれど、走りに役立っているのではないか?いわゆるライン取りの為。

 あとは軽さ、ジムカーナって視線を送るって表現を使うように、意識して視線を先に送ることでスムーズなラインを走れるようにしたり、バイクの旋回性を高めたりする技術がある。そのときに少しでも軽いことが楽に走れることになり、タイムに繋がるのではないかと考えた。

 まぁ、実際の所はヘルメットを変えても、たぶんタイムは変わらないだろうね。ヘルメットの形や重さだけでタイムが短縮するなら、そんな楽なことはない(笑)ただ一つ言えるのは、そんなちょっとのことでも、効果がありそうだと思うことの積み重ねがタイムを縮ませることに間違いはない。サスのセッティングの1クリックに相当しないかもしれないけれど…。

 そんな理由でジェットヘルメットを被り始めたのは10年以上も昔の話。でも今回は可能な限りフルフェイスヘルメットで走ろうと思います。かっこいいから(笑)今になって思うんだよね。あれは「やっぱり楽だから、みんなジェットヘルメット被ってた」んじゃなかったのかなぁって(笑)もういちど走しり比べて見て確認してみようっと。本当の理由を。