初練習の準備(1)



タンクが樹脂製のCBR600RR’07傷つきまくり。応急処置で絆創膏をペタリ。

来週は7年振りのジムカーナ競技の練習再開です。街中の散歩だったら寒くて面倒だし完全デフォルトでノーセッティングで走ってもいいか?などと言っている場合ではありません。そろそろ始動しなければなりません。そして今年は中部ダンロップが年3選あるということなので、シリーズ全参加を目標に「スローレース」がキーワードですが、確実なステップアップを目指したいと思っています。ということで、練習の前に自らの課題を明確にしておく必要があります。まずは・・・。セッティングというよりは基本から。



しかし準備をする課題をピックアップしただけでもジムカーナのノウハウがでるでる。やはり昔取った杵柄。青春の全てを掛けて走っただけの経験は蓄積されているのですねぇ。昔を思い出しながらチェック。

1.前後サスのデフォルト状態を確認していない(笑)状態を確認する。

 この間ブログにも書いたCBR600RR’07のサス調整位置の初期数値を練習に持っていくこと。あとは工具の準備。そしてメジャーとタイラップ又はゴム。0G、1G、1G’と前後車高バランスを控える必用があります。タイラップは1Gからのフロントフォークの伸び量を測るときに基点とするために巻きます。わすれちゃいけないのが、そのとき傷つかないように付与するグリスも。そしてこないだ用意したスケジュール帳兼のセッティングメモ帳。あとは・・・そうそう、リアを測定するときに使用する基点ラインを付けるシール。スイングアームにメジャーを引っ掛けて、シートまでの位置を測るときに必用。ガムテープだと後で剥がさないといけないので、相対的に同じ位置で測れなくなるからね。

2.チェーンの張りを調べる。

0Gと1G’でのチェーンの遊び量を測定する。アクセルを開けたときのレスポンスに関わり、かつサスの沈み込み動作を圧迫しないようにしなければなりません。そういえば、このような内容はライテク本の原稿となりそうですね。詳細は後で説明を記載しよう。話し戻ってチェーンの張りはレスポンスだけではなく、リアサスの動きを規制します。もしこの違いを感じることが出来ていない人は一度0Gでガチガチにチェーンを張って八の字切ると、違和感があることに気がつきます。あっ本ブログに記載したことを試してもクレームは受け付けません。そしてスイングアームが傷付くほど緩めると軽やかになり、緩めすぎるとアクセルを開けた瞬間にチェーンが張るまでのレスポンスに遅延が発生しギクシャクの原因となります。これは初心者にはかなり効果的な体験となります。パイロンスラロームをするときにアクセルがダイレクトにサスを縮めて、車体の制御に繋がることを体感すると、自分が意図したスラロームのリズムを切れます。

 そして最初にこの作業をしたときにはチェーンを引いたときの位置を記載することを忘れてはいけません。タイヤを交換したとき、チェーンが伸びたとき。チェーンを引く量が違うとリアの車高が微妙にズレが生じる為、その違いを数値で認識して走りの間隔とすり合わせることが大切です。話はそれますがホンダが得意とする片持ちのプロアームはチェーンを引くと車高が如実に変化するためセッティングに支障が発生します。長くなったのでそれはまた今度書くことに。

続く