2008年03月08日一覧

CBR600RR’07の旋回性

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 スナップは峠での休憩。ブレーキの入力変えたり、載る位置変えたり、いろいろと試してみてCBR600RR’07の個性が見えてきました。走って確信したのですが、やはり60Km/h以下だと、このCBR600RR’07は曲がる曲がる。視線を向けただけて思い通りのラインを描けます。ラインを外すことはまずありません。タイトなコーナーを安心してアクセル開け開けできます。でも今回走った60~100km/h程度のペースでのワインディングでは、自分の思っているラインをトレースできないんです。なぜ?なのか、今回はその答えを感じようと、体でマシンの挙動を感じて昔は理解していたと思われる、その理由に対する答えを自問自答しつつ走って見ました。


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 朝、起きると天気予報通りの最高な天気。さっそうと準備してマシンを出して暖気。そこで昨日購入したツーリングマップルをリアのシングルシートカウル内に収納しようと思ったら、なんと!収納できないんです。そうです。CBR600RR’07は地図さえも収納できません。仕方がないのでポケットに無理やり入れて出発です。
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 コーナーも大小、速度も大小、上り坂、下り坂といろいろ走りました。走り始めて気が付くと60km/h程度を境目にラインが膨らんでしまって初心者見たい。昔と同じよう腹筋とニーグリップを生かしたハンドリングを邪魔しないニュートラルなライディング。でも・・・なぜかマシンの邪魔を一切していないのに思ったラインをトレースしてくれません。
 考えることしばし、下りはラインが膨らまないことに気が付きました。そーです。フロントに加重が掛かってなかったのです。ブレーキを掛けて進入時にフロント加重を掛けたり、ライディングポジションを前気味にしたりすると、その分だけラインが膨らまなくなることも分かりました。なるほど、このCBR600RR’07って私のライディングポジションに対してフロントが上がり気味なんですねぇ。若干フロントの油面を下げるか、突き出しをするか、リアを上げるかしたら気持ちよく曲がってくれそうです。
 たぶん思うに低速のときはマシンの旋回性能だけに頼って走っても、視線を向けるだけで曲がる究極なバイクなのですが、ある程度の速度レンジになると、やはりSSバイクはSSバイク。フロントに加重を載せないと最大の旋回特性を出してくれないのですねぇ。
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 今回のツーリングは忘れかけてた「感覚とセッティングの必要性」を思い出したりと、いろいろと収穫がありました。そういえば昔も、ジムカーナって特殊な低速の速度レンジで走る競技なので、すごい狭い領域に神経を尖らせて深く感じて良いバランスを作っていく工作のようなもの。微妙な差だからこそ、マシンの挙動も微妙過ぎてセッティングが迷うことがしばしばありました。そんなときは峠とかを走って、おもいっきりサスを前後に振って、バイクが曲がるとはなんぞや?しいていえばタイムを出すとはなんぞや?と思い出す、きっかけを作ったりしたものです。
ということで課題のまとめ。
フロントの加重が掛かっていない。アクセルを抜く、ブレーキを掛けるという単純動作できちんとフロントに加重が移るようにセッティングをすること。
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 しかし、このタイヤは・・・。恥ずかしい。まぁ、あれだけのアベレージで走って真ん中だけで走れるってことは、それだけ旋回性が優れているということで(笑)っていうか、タイヤの空気圧が高くね?だいたいデフォルトがF2.5でR2.9って・・・。もしかして曲がらなかったのって・・・。ここまで剥けていないタイヤが自分のマシンについていたのを見たのもは久しぶりですねぇ。でも、タイヤを端まで使わなくても、この速度レンジで走れるのかぁ~。と前向きに考えることにしましょう。
 最後に、話変わってマシンの挙動以外にもいろいろと発見しました。最近の信号って、ちょー薄い。ほとんどLED化されているんですね。そして、バルーンタイプのシールド付けて走っている人って結構いるのですねぇ。7年も経つといろいろとトレンドも変わるのですねぇ。しみじみ。