[302] リアトラクションの探求 :2002-02-25 (Mon)
先日と先々日の路面はめちゃめちゃ悪く、凸凹で※サラサラというつまらない路面であった。自分もいつもなら少々悪くとも、その路面でも走れる経験と技術の構築と割り切って走るのだが・・・あまりにも今回の路面を突き詰めることはナンセンスというか、いわゆるどんな悪い路面でも走れる曲技にしかならないというように判断。走り込むモチベーションを高く持てなかったので通常の走り込みは止めて違う課題を持って走った。
その課題とは「足を一切付かないでステップに載せて走る」左足は付かないずっとステップの上に載せたまま走る。前走者と絡みそうな瞬間だけ安全のためにクラッシュを避けるためにバツ重によるマシンの向き代え準備として出す程度。そうして1~2時間も走り込んだ。足を付かないで進入。アクセルオフによるエンジンブレーキとリアブレーキのコントロールとアクセルを開けて立ち上がることに神経を集中させて走る。また進入も脱出も軽くハーフスライドを誘発させてその量をコントロールできるようにバイクの体の位置とアクセル開度を行なう。だんだんペースもスライドコントロールの量も的確に思ったように走れるようになる。そんなこんなで一時間、あきてきたので足をポロっとだす。そうすると「えっアクセルがいつもより開けられないし、開けても前に進まない。」これはかなりショック足を出すことでリアへの荷重が少なくなりバツ重を促進させているのだ。これにはビックリ。今まで立ち上がりで足を戻してバイクを進めるときに必要とされていた感触は実はコーナー進入から中間域においても有効だったのだ。
そうなると話は速い、進入とコーナー頂点でも全トラクションを残したまま走ってやろうじゃないかと心見る。進入で足を出すときはリアのバツ重をできるだけしないように進入して足は路面と接地させない。路面の状況により車体が振動することによって触れてしまう程度。そして立ちあがりは体を左に絞る感じで、体の位置はバイクのセンターから左側に置くことを心がけるも(車体を立たせるためにも)バイクへの荷重はリーンアウトのように右太股とお尻、ステップからねじ伏せる。そのとき左足はできるだけ速くステップに乗せるようにする。一見しただけでは車体を立たせるための体の動きとリーンウィズ的な荷重のかけかたは合い反するものだと思われがちだが、そうすることによりアクセルオンによるパワーを路面に効率よくかけられる。・・・感じかした。ちょっと不安・・・。本当か?言い切れない自分もいたしりて・・・。
来週はその動作の確証と上記をすることによりクリッピングポイントをコーナー頂点で終了させることにトライしよう。うむうむ。走る目的が見つかった。来週は充実しそうな感じですね。とこの話は来週に続く。
明日はアンチ・ズリスポ派というタイトルでお送りします。