あえてアンチ・ズリスポ派。


[303] あえてアンチ・ズリスポ派。 :2002-02-26 (Tue)



ズリスポとはアクセルを開けっぱなしでコーナーに侵入して、そのままパワーをかけた状態でコーナーを抜けることと自分は解釈している。


で…アプローチとしては直線走行時のアクセル開度を固定して進入時する。コーナーに侵入すると同時にバイクのバンク角に応じでリアがスライドし始める。このとき路面が良いとアクセル全開位置によるスライドにかかるパワーと路面を噛むタイヤのグリップのバランスがとれたときにエンジン回転数が頭打ちをしない状態でアクセルコントロールによるパワースライドに持ちこめる。


というのがMCのズリスポ。でなぜアンチ?かというと…ズリスポを信仰している人の多くはちょっと勘違いしてアプローチをしているからです。


多くの人のアプローチは直線走行時のアクセル開度を固定して※1進入時するときに早い位置で車体を寝かしこみを行ない抜重によりリアがスライドを故意に誘発させている※1。そのため路面が良いときにズリスポをするもにもかかわらず、アクセル全開位置によるスライドにかかるパワーと路面を噛むタイヤのグリップのバランスがマッチングせず※2、エンジン回転数が頭打ちをした状態で進入する。そのためアンダー気味で滑らかな奇跡を通って※3コーナー脱出を行なう。


このアプローチの間違いな点は※1抜重によるスライド誘発。※2トラクション不足のためエンジン回転数がパワーバンドを外れている。※3イン側のラインから立ち上げられない。という部分にある。しかし、そのNG的ライディングは一方、※1大きなスライドで※2大きなエンジン音を上げて※3長いカウンター状態ということで、見た目派手でダートトラックチックなためもてはやされる。


本来、ズリスポはアクセルコントロールとトラクションコントロールを学ぶ上では良い方法にもかかわらず、自分がアンチ!ズリスポといっているのは、この後者のライディングをできるほうが良いとする風潮が嫌いだからなのです。




コメント

  1. mc_plus より:

    あれから18年、自分で自分の記事を読むと恥ずかしい
    でも、その当時はパワースライドやカウンターなど自由自在にできた自分がいました。
    楽しそう、今、49歳になって、これをやれといわれたら、不可能ですと秒で答えますw
    もしこの記事にたどり着いた若いみなさん、体が動くうちに自由自在のライディングを極めてみてください。
    それは楽しいことばかりですよ。
    と自分の記事にコメントしてみるw