ETC車の高速料金値下げに関するガイドラインが正式な発表がありました。このシステムを使えば、なんとダウンヒルやジムカーナ、奥飛騨や信州のキャンプなど、遠征費用が往路で高速利用金2000円となり、これから2年間も実施されるというのです。画期的なシステム。しかし、そこには落とし穴が。以前からハイエース1ナンバーのハイルーフとワイド系バン、いわゆる貨物車の中型の料金も値下げされるのか?いろいろな情報が飛び交っていましたが、発表された内容を確認すると、結論からいうと駄目なようです(涙)中型車以上は休日1000円とはならず、今までの夜間割が拡張される形となるようです。ショックですねぇ。
昨年の実績でいうと帰省・練習・キャンプと20回以上は高速で長距離移動をしています。家族のイベントである奥飛騨での温泉キャンプだと往路で7900円、富士見パノラマまで往路10900円、帰省は往路で21,000円、単純に年間で3回移動したとしても119400円も支払をしています。それが2000円x6回となると12000円に削減されて、約10万円も年間で節約が可能となる試算となります。値下げ期間は2年なので、約20万円の家計経費削減が実施されます。
ここで以前から考えていた計画が頭の中で急浮上。私のハイエースの用途は名実共にキャンプユース。布団を積んでいる宿泊施設となっています。すなわちキャンピングカーというカテゴリーと言っても過言ではありません。実際、あともう少し工夫を凝らせばキャンピングカーとしての登録条件が満たせる一歩手前の形となっています。暇ができたとき趣味のDIYを兼ねて自作キャンピングカー作りに挑戦しようと考えていました。
このキャンピングカーという名前は実は運輸局が定める正式なもので、構造条件を満たせば8ナンバー登録することで中型貨物車でなく乗用車として使用することができるというものなのです。即ち、高速道路の料金を1.2倍払ったり、毎年車検をしなくても、乗用車として使用ができるということになります。そうです、今回のTC車の高速料金値下げの恩恵を受けることができるのです。
1ナンバーを8ナンバーにすると税金が高くなるのですが、毎年車検でディーラーに支払手数料やらを考えると総支払額はトントン、ほぼ同じとなります。したがって私のような本当にキャンピングカーとして使用しているハイエースは、高速道路の料金等を考えると若干ですが、金銭的なメリットがあったりします。では、なぜみんなそうしないのか?それは簡単で8ナンバー車として新車を購入したり、内装を専門メーカーで積んで登録変更すると、費用が大きく掛かるので10年乗っても本当に元が取れるのかが微妙となるからだと思われます。しかし、私の場合、自作できること、法律で搭載しなければならないときまっている装備も自作できそう、また既に持っているということ、また車検は自分できる知識と実行力を持っている。ほぼ全ての条件が兼ね備えているので、安価で登録変更ができると思われます。
ということで私の使い方でいうと、8ナンバーは一石二鳥。今回は次の車検6月までに、本気でキャンピングカーとしての構造要件を満たして登録を1ナンバーから8ナンバーに変更してみたいと思います。
「2009年03月」一覧
故郷へ
一回目の母からの電話で母方の祖父の調子が悪いので、これから福島に向うとの連絡があったと思ったら、二回目の電話で亡くなったとの知らせが届く。慶弔休暇を取得して向うは福島。片道760km、往復で1520kmの長い道のりを車で移動。何度走っても、名古屋-福島の往復は大変である。救いは我が車には布団かせ引いてあるキャンピングカーなので仮眠や休憩が取れたことである。そんな往路でのひとコマをパチリ。
祖父は享年95歳、戦争や借金も経験したりと、そこそこ波乱万丈な人生だったと聞くが、昭和という時代に個人商店で生計を立てられ、95歳まで不自由なく生きてこられたのは、良い時代に恵まれた、すばらしい生活だったのかもしれません。私の祖父との思い出といえば、2歳~12歳まで、夏を田舎で過ごしていたのですが、なにぶん小さい頃なので、深い思い出はありません。ただ周囲の親戚に聞くところによれば、私は初孫だったということもあり、私が大きくなっても、小さい頃の話をしょちゅうしていたくらいに、たいそう可愛がられたらしい。
今、祖父の住まいは新しい家に建て替えられているのですが、当時は蔵や長い廊下がある古い木造建築でした。その頃はねずみが天井を走っていたり、屋根裏部屋が物置となっていて、なんか怖そうだったのですが、祖父の布団でいっしょに寝たときは怖くなかったような気がします。そんな、淡い記憶ですが、暖かな温もりという記憶を胸に日記を綴る。