以前レースで使っていたヘルメットとグローブを棚からだして、97年にCBR600F3を乗るときに購入した冬用のジャケットを取り出し、今日は近所のDREAM店にCBR600RR’07とCBR1000RR’07の試乗に出かけた。
まずはCBR1000RRから。ひさしぶりにバイクのハンドルを握ったファーストインプレッションとしては、クラッチを握った状態からのウインカーのスイッチがえらく遠く感じて、ちょっと冷や汗でドキドキ。ウインカーを使って走った最後の記憶はもうないけれど、FTRをレース費用の為に手放したときだから、たぶん2001年かなぁ。あれから、もう6年の歳月が流れているわけだ。ドキドキしながらクラッチをつないでアクセルをあけるといとも簡単にCBR1000RRは進みだした。
よかったアクセルワークもギアチェンジもブレーキもニーグリップも全て体が覚えていてくれたよ。20代の全てをバイクに費やしただけあって、体は忘れていなかった。ほっと一息。でも・・・無意識に操作していながらも最初はぎこちないことだらけ。スタート時は右足を乗せて走りだすのか?左足を乗せて走るのか?とか(笑)考えながら違和感いっぱいのままとりあえず走しる。冷い路面だしOEMタイヤなので信じられないからバンクさせないで走り始めると、大柄なボディでも軽いハンドリング、どれだけ開けてもパワーがでてくるスムーズなエンジン。まるで車のクラウンにのっているような感じだよ。大きいボディは安定間につながって、もしツーリングがメインだったら間違いなくこれを選択すべきだと思ったね。CBR1000RRの感想はマイルドで最高のバイク。ある意味、CBR600RRよりeかも。
次は本命のCBR600RR’07。跨って走り始めた瞬間から、しっくりときたね。タンクのニーグリップ感、エンジンのパワー、クラッチの重さとか。F3から10年経つけれど間違いなくF3の血が流れているね。なんか新しい感じがしないみたい。いい意味で捉えれば、自分にぴったりのバイクで、もう一度昔のあの瞬間に戻れそうな感じ。悪く取れば新鮮味がないって感じかも。CBR1000RRより無理ができそうで、NSR250Rよりは軽快感がない感じ(笑)。そして一番驚いたのはアイドリング付近の安定感。キャブ世代の自分はまだ二輪にインジェクションが採用されてい間もないときのルーズなだけって悪い印象があって信じられなかったんだけど、すごい進化している。1997年から10年間違いなく進化している。インジェクションでジムカーナができるはずだよね。でも軽さは感じなかったかなぁ。「昔の400cc並みの軽さと取り回しですよ」って言うけれどさほどって感じ。でももしかしたら、筋力も落ちている今の自分が突然乗っても重いと感じないということが実はすごいことなのかもしれない。
最後に見積もりもらって「今なら店舗展示の新車、07赤色限定だけど乗り出しで100万ポッキリ」って心押されて、とりあえず一週間だけ抑えておいて頂くことに。これから一週間悩んで見たいと思います。