[300] バイクとの関わりかたの根底に :2002-02-22 (Fri)
明日の2連チャンの桶川練習では何をしようかなぁ・・・。などとプランを考えつつネット上を散歩。するとひょんなことから10年前の昔にジムカーナに限りなく近いことを教えてくれるホンダスポーツライディングスクールへと忘れもしない21才の冬に初めて連れていってくれたW林さんのホームページに久しぶりにたどりついた(1年ぶりかなぁ)。風のうわさでは体の調子が良くないと聞いていたけど、本人の手記を読んでみると最近の数年間の期間、体の調子を崩して不慮の病で仕事もバイクもできなかったとは知らなかった。けれど今は復活したらしいということが書いてあった。今は再び多摩テックのスポライにバリバリと参加しているらしい。
そのHPの手記の一部にその人曰く病に倒れバイクを降りた時から一番したいと思ったのが、「本や諸先輩方からの知識や教えだけではなく、自らの経験と体験より構築してきた「私のライディング論」。これを完成や納得できる域にまではいかないとしても、自信を持って発表出来るくらいには仕上げたかったのです。二十年近くかけて積み上げてきた山のその頂を見たかったのです。私の探すそれは、どんな本にも誰のライディングにもヒントはあってもその答えはありません。自らが走って感じ考えなければ、その頂上を踏むことはないのでこれからまた登り続けるためにも、状況が許す限りバイクに乗り続けたいものです。」ということが書いてあった。今回日記に書いたのはその手記の一部分がとても心に残ったからです。
実は自分もバイクが好きな理由の一つはライディングの探求というか、バイクのいろいろを考えてライディングにつなげることにある。逆に走りかたを考えて理論にするのも楽しい。例えばバイクの走りかたで、よく言われたれする精神論の「えいっ~!とコーナーのインを速く抜けるように気合でがんばれ!きっとできる。」という内容を解析すると「コーナーワークをする際にイン側のラインを抜けるときは、ライダーがイン側を抜けたいと強く意識することが大切で、それはライダーの視線を向けることに繋がる。」ということとなり、ラインを意識して走る方向に視線を向ければ、自然と走りたい方向にいけるというバイクの真理にほかならない。
そうした日々思ったり感じたりして作り上げた考え方を自分は日記に残している。今回インターネットで綴っているダートラック参戦日記もそうです。試行錯誤を繰り返した日記の内容を暇ができたら上記で言っていた「私のライディング論」的なものとしてまとめて見たいんです。
今日は同じ気持ちを持っているバイク乗りとして彼の手記は大いに共感した。実は彼にバイクのいろはを教えて頂いたことは、このような考えをもつにいたった種(たね)だったのかもしれないですねぇ。バイクとの関わりかたの根底にあるのは実は彼との出会いだったのかもしれないなぁととりとめもなく思うのでした。
そーいや今は公開を中止しているジムカーナライテクもB級昇格まで止まったままである。ダートトラックほ極めた暁にはライフワークとしてジムカーナでエキスパートであるA級のシードタイトルをとりにいき、完成原稿としなければならない。あと何年かかることやら・・・です、ハイ。ということでまずは明日練習に励まないといけません。そうして自分は走り続けるのであった。久しぶりにしんみり・・・。しんみり・・・。
↑↑MFTメンテナンス・フォト・シリーズ5
ということで骨だけとなったMFT。ヌード写真。くまなく全身シリコンで磨き上げると中古車屋にあるようなキズがありながらもピカピカと輝きを放つバイクに仕上がります。最近は走ることに忙しくてシリコン掛けも月1回程度しかできません。まぁ1回走るとすぐ埃と泥だらけになるんだけど。シリコンで磨いておくと泥がこびりつかないんで便利です。そうそうシリコンとはクレポリメイトとかアーマー何とかとか、耐熱シリコンスプレーとかです。