脱出時の目線による効果


[125] 脱出時の目線による効果 :2001-07-24 (Tue)


自分が練習をしていて劇的に変化したことが最近ある。それは脱出時の目線による効果。昔からジムカーナでは「進入するコーナーの次を見ろ」というすばらしい教えがある。これをするとしないのではシード1階級位の差がある。もともとはコーナーに入る個とばかり考えるのではなくて次のコーナーへのアプローチをあなたは考えて走っていますか?という教訓なのだが、自分流にしてダートトラックで解釈すると「アクセル開ける前に脱出ラインの先を見ろ」という感じになる。もともとバイクというものは人間が見た方向へ進む。いや無意識にライダーは見ている方向に進めようとバイクに働きかける。とこんなことを言いだしたのも実はそうすることでコーナー脱出の限界が高くなったと実感しているからである。どんなにコーナーの奥に突っ込もうともスライドしすぎていようが、きっちり進みたい方向を向くとコケなくなる。そうコケなくなるということはそれなりに無理もできてコーナー脱出の限界が高くなったということ。


ジムカーナ選手じゃないと分からないだろうけど、昔のFXやZRのライダーが頭を鶏のようにクルックルックルッっとゃって走っていた時代を思い出す。あれってプアなタイヤとプアなフレームがに俺の行きたい方向に付いてこいっていう証だったのかもね。


まぁそんなことは置いといて本題に戻ると、そういったライディングの変化により限界が高くなると、人間ってその状態に適応していき余裕も生まれる。不思議なものだ。最近はコーナースライド終了後あたりから脱出にかけて体と頭をバイクの左右に振るようにバイクを立てたり寝かしたりしてバランスを取る。当然バランスを取るとコケなくなるし、もっと開けれる。つたない文章では気が付かないかもしれないけど、あのエキスパート選手見たい・・・。にもっといければなぁと思う今日この頃である。


次回の練習撮影が楽しみである。友達のSもアベレージも上がったし走りかたもかなり変わっているというので、どの位、自分の理想に近づいているか早く見たいものであるる。